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2025年1月15日更新
2024秋学期(2024/9~2024/12)はELDというカモーソンカレッジが提供する英語の語学学校、という立ち位置のようなプログラムに参加して週四日、毎日8:30〜12:20の授業を受けていました。私はこのプログラムの中では一番レベルの高いクラスで英語のライティングや文学の授業を受けていました。クラスは10人強ほどで、世界各地から様々な国籍の生徒が参加しており留学生の友達を作る良い機会になりました。レベルとしてはカナダの高校の英語の授業のレベルだと先生がおっしゃっており、特に文学の授業は課題も多く重かった印象です。現在はすでに2025年冬学期が始まっており、現在社会学系の授業を二つ、人類学系の授業を一つ、ジェンダー学の授業を一つ履修しています。やはり大学の学部の授業は内容も難しいため、教授が何を言っているのか、他の生徒が何を発言しているのか、聞き取り、理解し、メモを取るのに必死です。聞き取れないことも多く、現在苦戦している最中ですが、授業終わりに質問をするなどしてなんとかついていこうともがいています。やはり日本の大学の授業との一番の違いは、自宅学習量だなと実感しています。現在4つの授業しかとっていないのですが、毎日大量のリーディング、定期的にあるテストに向けた勉強、授業の予習復習、やることがたくさんでなかなか大変です。また、日本の大学との違いを感じたのは学校から提供されるサポートの多さです。メンタルヘルスに関するサポート、就職・仕事・経済的な面でのサポートを行う機関、さらに留学生向けの英語のヘルプセンター、全学生向けの論文のライティングサポートセンターなど、悩みがあれば気軽にあらゆる面で相談しやすい環境で良いなと思いました。
カモーソンカレッジは学生寮を提供していないため、私はホームステイで生活しています。(2,3年後には現在建設中の量が完成するそうです)私が滞在しているお家はホストマザーが一人暮らしのお家で、基本的には非常に静かな生活です。カンボジア出身の方で、毎日美味しい食事を作ってくれ、優しく楽しく会話もしてくれ、特に厳しいルールもなく、勉強にも快適な空間で何不自由なく生活できていると思います。周りの友達はシェアハウスや同じようにホームステイをしている人、実家に暮らしている人など様々です。平日の生活としては、午前中は授業、午後はジムに行って1、2時間筋トレをし、その後友達とカフェまたは図書館で勉強をして帰り課題を終わらせて寝る、というのがルーティン化しています。週末には友達とジムに行ったりカフェで勉強をしたり、パブやボードゲーム、レストランに行く、ハイキングやクライミング、ランニングに行き遊ぶ、といったように様々なアクティビティをして楽しんでいます。私の場合はただただ友達を作るためにランニングクラブやジムに行き始め、日本にいた頃には想像できないほどにアクティブな生活になりました。そこでできた友達と普段は遊ぶことが多いです。英語についていけず悔しい思いをすることも多いですが、それがモチベーションにもなります。気候も過ごしやすく、空が広く緑も多く快適な環境です。街の至る所にスーパーやカフェ、モールがあり買い物にも全く困りません。
カナダといえばでよく言われる、多文化社会、というものを強く実感します。街を歩いていても、大学でも、国籍の異なる人、ルーツが異なる人で溢れているし、アジア人・日本人もよく見かけます。スーパーマーケットで日本の調味料やお菓子も簡単に手に入れることができ、日本食料理屋も非常に多いのでこれまで日本食や日本のものが恋しくて辛い、という経験はしていません。大きなカルチャーショックと言われるようなことにも遭遇していません。人も優しくフレンドリーで、私が住んでいる場所は特に治安も良く、「海外」というものをネガティブな意味で強くは感じることなく、ここでの生活はすぐにすんなりと私の「日常」になりました。また、カナダでは本当にどこにでもある「Tim Hortons」にはたくさんお世話になっています(笑)。スターバックスやその他のカフェに比べるとかなり安く、Wi-Fiもあるため放課後の私たちの勉強場所の定番です。
クリスマスは、カモーソンで仲良くなったカナダ人の友達が、家族、親戚が集まる豪華なクリスマスディナーに私を招待してくれたためお邪魔させていただきました。カナダではクリスマスは日本のお正月のような感覚で、家族・親戚と集まり賑やかに家で過ごすというのが基本のようです。とても豪華なお家で、大きなクリスマスツリー、ターキーやハム、数種類のデザートその他多くの手作りのクリスマス料理を食べ、親戚の方々ともたくさんお話しさせていただき、非常に貴重な経験ができたと思います。年末年始は12/28~1/2にかけてシアトル・バンクーバー旅行に高校時代の日本人の友達と二人で旅行に出かけました。ビクトリアからシアトルまではフェリーで3時間ほど、バンクーバーまではフェリーで2時間ほど、シアトルバンクーバー間はバスで4時間なので、飛行機を使用することはなく気軽に移動できると思います。ニューイヤーに切り替わる瞬間はバンクーバーのダウンタウンにあるパブでカウントダウンをしました。お店にいるお客さんみんなでカウントダウンをする瞬間は非常に盛り上がって楽しかったです。でもやっぱり家族とまったり過ごす日本のお正月が恋しくなったりもしました・・。