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ノースイースタンイリノイ大学(米国)より 2025年1月

2025年1月15日更新

  1. 大学生活について

私は自分の専攻に関する授業を3つ、専攻ではないが興味がある授業を1つ、合わせて4つの授業を取っていました。専攻に関する授業は発展、演習系であることが事前に分かっていたため課題や授業について行けるか、また3時間ほどの授業に集中できるかを不安に思っていました。ですが、実際に受けてみると日本での学びや経験をもとにdiscussionをしたりクラスメイトや教授に質問をしたりすることができ、どれも履修をして良かったと思っています。専攻ではない授業は75分の授業が週に2回あり、基礎的な内容であった一方で、事前の知識が全くなかった分、readingの課題やdiscussionに参加するのに最も苦労しました。どの授業においても予習が大切にされ、事前に教科書等を読んで考えてきたことをもとにdiscussionが進められました。授業に出席している学生の数はどの授業も10~15人であったため、教授は全員の顔を名前を覚えてくださり、学生同士も多くのグループ課題を通して親しくなることができました。驚いたことは、クラスメイトに既に仕事や現場経験を積んている人が多いことと、グループワークがとても多かったことです。グループワークは、進め方や時間感覚などが違い苦労することも多かったですが、現地の学生と一緒に1つの課題に取り組む中で学ぶこともたくさんありました。また、アメリカ出身アメリカ育ちという人は学部の授業を受けていても少数派であり、様々な国や文化ににルーツを持っている学生が多いため、アジア人の見た目をしているから助けてくれる、気を遣ってくれると言うことは全くなく、伝えたいことや困っていることは自分から積極的に発信することが求められました。

2. 生活面について

大学のキャンパス内にある寮に住んでいます。今セメスターは留学生は1つのフロアに集められていたため、頻繁にパーティーをしたり、ダウンタウンに出かけたりと、留学生同士で過ごす時間が多くありました。一方で、私は履修している授業に他の留学生がいなかったため、授業を通して現地の学生とも親しくなることができ、授業後に学内のイベントに一緒に行ったり、Halloweenにはみんなでお菓子を渡し合ったりしました。ペアでやる課題で特に仲良くなった学生とは彼女の家族と一緒にお出かけをしたりもしました。また、buddy programというものもあり、2~3人の留学生につき1人の現地学生がbuddyとなって、ご飯を食べに行ったりパーティーをしたりしました。ダウンタウンには電車やバスを使って1時間ほどで行くことができ、UberやLyftは帰宅時間が遅くなったときに限って利用しています。大学周辺には徒歩20分ほどで行けるスーパーが複数ある他、大学内にfood pantryがあり、そこで牛乳や卵などが無料で手に入るため、私は食費を抑えるために頻繁に利用していました。また、学期の初めやテスト期間には様々な学内の団体が無料でホットドッグやドーナッツなどを配っていたため、とてもありがたかったです。週に一回ほど、シカゴピザやアメリカにしかないファストフード店に行ったり、他の留学生の国の料理を食べに行ったりしていました。

3. 滞在国のプチ情報

車社会と言われるアメリカですが、都市であるシカゴはバスと電車を使ってどこへでも行くことができます。シカゴの街は碁盤の目のようになっているためバス停や駅の名前は通りの名前が使われていて、位置の把握がとてもしやすいです。通りやブロックが1つ変わるだけで雰囲気が変わることもしばしばあり、多様な人種が住んでいることを実感させられます。バスを使って普段は行かない州の北部に行ったときには、同じ州でも住宅のつくりや飲食店の種類、街の雰囲気が大きく変わることに驚きました。また、今年は今のところ例年より暖かい日が多く、日本では雪が珍しい地域に住む私は、次に雪が積もる日を待ち遠しく思っています。美術館や博物館は、州民は無料で入れる日が多くあることや、ペットを飼っている家庭が多いこと、キャンパスが地域に開かれていて散歩をしたり体育館を利用しに来たりする地域の人をよく見かけることなども、こちらで生活する中で気づきました。

4. クリスマス・年末年始の過ごし方

クリスマスはアメリカではとても盛大に祝われていて、Halloweenが終わると少しずつクリスマスの雰囲気が街中で漂うようになり、Thanksgiving前後からクリスマスマーケットやイルミネーション、アイスリンクなどがオープンします。大きなクリスマスツリーは色々なところで見られると同時に、Griffin Museum of Science and Industryで見た世界50カ国のクリスマスツリーの展示もとても印象に残っています。多くの留学生は半期の滞在のためクリスマス前には帰国し、現地の学生も帰省をするため、クリスマスには寮はとても静かになります。クリスマス当日には他の留学生とダウンタウンに行きましたが、ほとんどのお店が閉まっていて、ご飯を食べる場所を見つけるのにとても苦労し、家族で過ごすアメリカのクリスマスの形を肌で感じました。大晦日には、カウントダウンの花火を見にいきました。集まった多くの人とカウントダウンをし花火を楽しむという、日本ではしない年明けを過ごしました。

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