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北京外国語大学(中国)より 2025年1月

2025年1月15日更新

  1. 大学生活について

授業に関して、一授業90分一日大体2コマなので授業外の時間の予習復習や学校外に出かけて自分の会話力を試すことがとても大事だと感じています。授業はすべて中国語で行われるため、初めの頃は50%程しか聞き取れずついていくのに大変でしたが、どんどんリスニング力が上がり最近は80%ほど聞き取れるようになってきました。私のクラスは16人で中級の1番上のクラスで授業を受けていますが、外国語大学なだけありさまざまな国の留学生がいてとても新鮮で楽しいです。日本人は漢字が読めるため読み書きの能力とスピーキング力が見合っておらず、自分のクラスは読み書きのレベルに合っているため、口语という会話のクラスでは他の学生とのレベルの差が顕著に表れていて自信をなくすことが多いです。しかし最近やっと自分の殻を破って積極的に中国語で会話をすることができるようになり少し成長を感じています。
 北京外国語大学は留学生がとても多く、出会ったことのない国の出身の人と話すことができてとても貴重な経験をしているなとひしひしと感じています。また本科生のコースの中に日本人だけのコースもあるため日本人が特に多いように感じます。留学前は日本語をできるだけ話さずに頑張ろうと思っていましたが、こっちへきてから日本人の多さを知り、時には日本語に頼ってしまうこともあります。しかし困った時に頼ることができたり、いろいろな情報を得られたりと日本人が多いことの利点も多いと感じています。
 この他に、学校の食堂は種類がとても多く大体一食300円ほどで食べられるので日本に比べて安くとても満足しています。また中国ならではの光景として、ほとんどの学生が大学内の寮に住んでいるため夜遅くまで大学内が賑やかです。また学生同士の距離が近く、日頃からクラスメイトが勉強をする姿を間近で見られるため刺激をもらえて勉強するには中国はとてもいい環境だと感じています。

2. 生活面について

中国に来る前は、中国の空気が汚かったり食が合わないことを心配していましたが、確かに空気の汚染がひどい日はあってもそこまで多くないです。中国料理は種類が豊富で飽きることはないですが、最近は脂っこいとどんどん感じるようになってきて日本料理や油の少なめの料理を選ぶようになってきました。大学の外に出れば外国の料理も充実しているためご飯に困ることはないです。また最近ビタミン不足で生まれて初めてヘルペスになってしまいました。中国料理は脂っこいため野菜を食べてもあまり食べている感覚がしなく、野菜不足をひしひしと感じていたため、ビタミンを摂るために毎日果物を食べるように気をつけています。果物は特に安くて美味しいのでたくさん食べています。また11月後半から日に日に寒くなって気温が0度を下回る日もあります。留学中の北京は特に冬の空気の乾燥がひどいため、すぐに風邪をひいたり肌が荒れたり、目の乾燥がひどくなったりと体調の変化が大きいです。また寮に関してですが、寮はシャワー、トイレ付きの一人部屋を選んで、広さはお茶大の音羽館より広くとても快適です。シャワー、トイレが共用の部屋を選んだ友達は汚くて慣れるまでが大変だったと言っていましたが、慣れたら気にならなくなったと言っていました。日本に比べてトイレが汚いところは多いですが、慣れたら汚れもあまり気にならなくなったため環境に適応するという点ではメンタルが強くなったかなと思います。

3. 滞在国のプチ情報

中国では電子決済が発達していて財布を持ち歩かなくてもいいのはもちろん、ネットショッピングやデリバリーも発展しておりスマホ一つで本当に何でもできることに驚いてます。また高齢者もみんなスマホを使いこなしていて日本とは違う点がたくさんあり生活していて楽しいです。また中国に来る前の中国人のイメージとして公共の場所でとても騒がしいというイメージがありましたが、公共交通機関に乗ると日本と同じくらい静かです。お店に行くとこれでもかというほど店員さんの押し売りがすごいですが、会話がままならない中でも親切に接客してくれる人が多く、中国人に対するイメージが大きく変わったなと感じています。
 中国の学生に関しては小さい頃から競争が激しく日本の学生に比べてとても真面目に勉強しているなという印象があります。また早い人では中学生から寮生活をしていて、最高で16人部屋の寮に住んだことがあるという人に出会って、中国人学生はとても大変だなと感じました。

4. クリスマス・年末年始の過ごし方

中国では日本に比べてクリスマスの賑わいは少ないとは感じますが、北京ではクリスマス仕様の飾り付けが施されているカフェが多く、そこを訪れてクリスマス気分を味わおうと考えています。またクリスマス当日は日本と同じように友達とクリスマスパーティーをするというのが一般的だと思うので、クラスメイトたちとパーティーをして楽しみたいです。
 次に年末年始についてですが、中国では新暦の正月よりも旧暦の正月に重きを置いているため、年末年始は特に家族で集まるというようなイベントはないそうです。ですが、北京では多くの人が集まり新年のカウントダウンをする場所があるそうなのでそこへ行って新年のお祝いをしようと考えています。また今学期は1月10日が最終日で6、7、8と期末テストがあるため、正月気分に浸る暇もなく勉強をしなければなりません。テストが終わると2月中旬まで冬休みで、今年は1月28日が旧正月ということで中国の正月を体験するのがとても楽しみです。


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