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2026年1月19日更新
秋学期は9月スタートで、初回授業から内容がぎっしりな気合の入ったスタートを切りました。一番驚いたのは、台湾大学では先生と学生の立場が本当の意味で対等だということです。授業中も学生たちは臆することなく積極的に発言をしたり、冗談を言ったり、ペットを連れ込む人もいたりと、とても自由で活発な雰囲気でした。授業中でも飲食が許されているため、先生がお菓子を持ち込んで学生たちに分けることもありました。時には先生のやり方に苦言を呈する学生もいて、先生もそれを真摯に受け止め、返答していたことがとても印象的でした。何より、自由な雰囲気なのに私語をする人は全くおらず、全員が授業に集中していたことに驚きでした。全ての授業に小テスト、プレゼンテーション、レポート、中間&期末テストがあり、勉強に追われていたものの、楽しい授業のおかげで最後までやり切ることができました。ここで学んだことは、何かあったらとにかく先生や大学側と相談してみるということです。「授業内容が難しい」「私生活で困っている」など、どんなことでも親身になって向き合ってくれました。また、台湾大学には女性のために毎月一回「生理假(月経休み)」があり、この欠席は成績にカウントしません。月経で体調を崩しやすい自分には非常にありがたい制度でした。
私は学生寮の一人部屋を希望しましたが、倍率が高く、抽選に落ちてしまったため、台湾大学のHPに載っていたシェアハウス(Home Sweet Home 古亭館)に入居しました。9人の共同生活で、シェアメイトのほとんどが各国からやってきた台湾大学または台湾師範大学の留学生でした。寝室以外(リビング、キッチン、ユニットバス、ベランダなど)は全て男女共用で、自分の部屋にはあらかじめベッド、寝具、机、椅子、棚が用意されていました。最初は衛生観念や生活習慣の違いでかなりストレスがありましたが、住めば都という言葉の通り、2ヶ月目には慣れて快適になりました。台湾ではほとんどのトイレでトイレットペーパーが流せないため、最初は慣れるのに苦労しました。持っていって本当によかったものは蚊帳と布団でした。ゴキブリや蜘蛛が大の苦手だったので、蚊帳がなければ安心して眠れませんでした。布団に関しては用意されたものがかなり不潔だったので、自分のものが役に立ちました。台湾は湿度がとにかく高く、洗濯をしてもなかなか乾かないので、洗ってすぐに乾燥機に入れて一気に乾かすのがおすすめです。また、建物が古いとネズミが出るので、食べ物は何かプラスチックの箱にしまっておくと齧られずに済みます。天気に関しては、晴れていても突然雨が降ることが多いので、折り畳み傘を毎日携帯する必要がありました。ゴミ出しでは、毎日夕方になるとゴミ収集車がクラシックを流しながら回収してまわるので、メロディが聞こえたらゴミを出しに行く必要があります。私のシェアハウスは毎日業者がゴミを回収しにきてくれたので快適でしたが、別の賃貸に住んでいた友人はゴミ収集車を追いかけるのが大変だと嘆いていました。
台湾の方は非常に親切で熱心な方が多く、駅の乗り換えや買い物の仕方など、何か困ったことがあったらすぐに助けを求めることができました。日本よりもいい意味でスローペースな生活スタイルで、その空気感が私にはとても心地よかったです。最初は言語面で苦労しそうだと思いましたが、年配の方は日本語、若い方は英語が話せることが多いため、意外と大丈夫でした。また、日本で学ぶ中国語は大陸の発音をベースにしていますが、台湾の方の話す中国語は方言の影響でイントネーションに違いがあるため、最初は聞きとりづらかったです。一部の単語が大陸と異なる(例:「ゴミ」→大陸:垃圾(la1ji1)、台湾:垃圾(le4se4))ため、最初は戸惑いました。中国語の授業をとれば教えてもらえるので、事前に準備する必要はないと思います。私のいた台北は台湾の中で最も物価が高く、家賃は東京と変わらないくらいでした(シェアハウスは月9万円)。食べ物も日本に比べると安めですが、生食できる野菜などはかなり高いため、健康のために自炊しようとすると食費が跳ね上がります。日本の食材も高く、納豆は冷凍で3パック1000円でした。台湾は治安がよく、日本とほぼ同じです。カフェでカバンを席に置いたままトイレに行っても大丈夫でした。ただ、宗教勧誘が多い印象があるため、自衛は必要です。大学公認のサークルで、表向きは留学生向けの文化交流ボランティアなのに、いざ参加してみると新興宗教の勧誘だったことがありました。メインの移動手段はバス、地下鉄、YouBikeでした。台湾大学の学生証が交通系ICカード(Easy card, 悠遊卡)を兼ねているので、それにお金をチャージして使用していました。動物園とかで使用すると学生割引が適応されてお得です。また、Easy card でYouBikeという台北の至る所に置いてあるレンタルバイクを借りられます。30分間のレンタルが無料なので短距離の移動に非常に便利です。
クリスマス前に帰国してしまったため詳しくはわかりませんが、台北はキリスト教徒が多いので盛大に祝われるようです。私が帰国した12/22時点で街はクリスマス一色でした。西門町のイルミネーションがとても綺麗でした。大晦日にはみんなで「跨年」と言って、友人や家族と台北101の花火を見に行くようです。