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2026年2月5日更新
多くの授業が2~3時間と日本よりも長く、かつすべて英語で行われるため疲れますが、45分から1時間に一度短い休憩があるため、なんとか集中力を保つことができています。授業の聞き取りに苦戦することもありますが、授業後にスライドを見直したり、一緒に受講している友人に聞いたりして少しでも疑問点を解消できるように努めています。政治、地理、歴史など相互に関連しあう様々な要素からノルウェー社会を捉える授業はとても興味深く、ノルウェーへの理解も深まりました。ノルウェー語の入門授業は、英語でノルウェー語を学習するため、脳をフル稼働させている実感がもてるやりがいのあるものでした。また知っている単語が増えたことで日常生活でも役に立っています。春学期は始まったばかりですが、私が最も興味のあるジェンダーや平等に関する授業を履修することができてとても楽しいです。異なるバックグラウンドをもつ学生たちの意見を聞くことができる貴重な機会を大切にしたいです。
私のいるトロンハイムでは大学や学生団体によって学生同士の交流の場が多く用意されており、新たな出会いがつねにあります。秋学期には学祭のボランティアに参加し、会場の設営や当日の運営に携わりました。寒さの厳しい屋外での活動は体に堪えましたし、言語の不自由さがある中での業務に緊張もしましたが、刺激的な環境に身を投じることで得られる成長や楽しさがありました。また、授業とは異なるコミュニティができたことでノルウェーでの学生生活がより充実したものになりました。
私の住んでいるトロンハイムはこじんまりとした学生の街でとても住みやすいです。寮から徒歩圏内にスーパーが複数あり、ショッピングモールがある街の中心部やキャンパスにもバスで10分ほどで出られます。人も優しく穏やかで、時がゆったりと流れているのを感じます。バスで移動しているときなどに見える山々や海が美しく、日常のふとした瞬間に自然に癒されるのもノルウェーの魅力です。
寮は15人でキッチンを共用し、トイレとシャワーは自分の部屋にあります。一人の時間は守られつつ人と交流もでき、私には最高のバランスです。共同生活をしていると清掃のことなどでトラブルも避けられませんが、そうした時のルームメートそれぞれの反応の仕方や振舞い方にも日本人とは異なる部分を感じて面白いです。
ノルウェー人いわく1月が一番寒いそうで、-17度も経験しました。ただ、そこまで冷え込むのは長くは続かず、基本的には-5~2度くらいで、きちんと防寒をすれば乗り切れます。また、雪が積もるととても綺麗でテンションが上がります。
唯一大変なことは、とにかく物価が高いことです。大学の購買はさらに割高なため、大学にはいつもサンドウィッチなどを作って持参しています。夜も外食はほとんどしないため、自炊スキルが英語力以上に向上しております。大変ではありますがうまく節約できるように考えるのは意外と楽しかったりもします。この留学を通して学習面に限らず生活面でも大きく成長したと感じています。
・ノルウェー人、特に若い世代の人々は驚くほどに英語が得意です。人口が約500万人と極めて少ないため、ノルウェー語による娯楽コンテンツ(テレビ番組など)に十分な資金を投じることが難しく、その結果、幼い頃から英語のコンテンツに多く触れる環境にあることが、高い英語力につながっている一因だそうです。
・ノルウェー人はタコスと冷凍ピザが大好きです。スーパーには必ずタコスのセクションがありますし、冷凍ピザの種類も豊富です。
・ノルウェー人はシャイであまり他人に干渉しないところが日本人と少し似ていると思います。例えば、公共交通機関で他人に話しかけることはまずないです。
・スポーティーな格好でベビーカーを押しながらランニングをしているお父さんをよく見かけます。ノルウェーでは子育てにおける男女平等も進んでいるとは聞いていましたが、ベビーカーを押しながら走る姿は予想外でした。
クリスマスはノルウェー人が大切にしている大きなイベントで、10月からスーパーには"Julebrus"と呼ばれるクリスマスドリンクが並び始めます。さらにクリスマスが近づくと、店先だけでなく各家庭でも窓などが素敵なライトで装飾され、町全体があたたかい光に包まれます。特に日照時間の短い時期には、これらのライトが心をほっと温めてくれました。私の寮では共用キッチンに4本のろうそくが立てられており、12月の毎週日曜日に1本ずつ火を灯して、クリスマスまでのカウントダウンをしていました。
12月の中旬からクリスマス直前にかけて、イギリスで留学している友人とロンドンとパリを旅行しました。どちらの都市もノルウェーとは建築や街の雰囲気が大きく異なっており、新鮮に感じました。ビッグ・ベンや大英博物館、ルーヴル美術館、バッキンガム宮殿など、教科書で見ていた数々の名所を実際に訪れて自分の目で見ることができ、大充実の旅となりました。
クリスマスイブには、寮の友人が七面鳥を焼いてくれ、一緒に夕食を食べました。25日も皆でランチを囲み、寮の友人たちのおかげで心温まるクリスマスを過ごすことができました。大晦日も一緒に夕食をとり、年越しのカウントダウンをして乾杯しました。外国の地で友人たちと笑顔で新年を迎えられたことに胸が熱くなりました。




(1枚目:美しい空と緑、街のシンボルであるニーダロス大聖堂を収めたお気に入りの一枚 2枚目:9月末に寮から見た人生初オーロラ 3枚目:どこのカフェにも必ずあるKanelbolle(シナモンバン) 4枚目:いつも授業を受けているキャンパス)