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2026年2月26日更新
交換留学生は柔軟に授業を受けられる環境で、私は秋学期は舞踊学院の大学2・3年生と修士の授業を履修しました。秋はオーストラリア、アメリカ、イギリス、香港から10人が舞踊学院の学部に留学しており、いくつかの授業を一緒に受け、賑やかな雰囲気でした。始業から2週間の履修検討期間があり、色々な授業を受けてみて、先生のサインをもらって履修表を完成させました。自分の体力や研究テーマに合った授業を選ぶようにしました。
実はこの舞踊学院では、基本的にゼミに所属するシステムはありません。修士論文のため授業を録画したかった際には、研究活動の依頼を舞踊学院のTAの先生に相談していました。振付創作、モダンダンス、太極導引、崑曲、原住民楽舞、雲門舞集の『水月』習得の授業を履修しながら、いくつかの授業で参与観察も行いました。
大学には台湾各地や各国からアーティストが頻繁に招かれ、ワークショップが開催されており、授業以外でも多様なパフォーミングアートに触れる機会があります。
さらに舞踊学院では毎年12月と5月に「年度展」と呼ばれる公演が開催されます。外部の振付家や学内の先生が振付し、計4作品が上演され、一人一作品参加が可能です。12月の年度展は6月頃のオーディションを経て参加者が決まるため、交換留学生の参加は難しそうです。5月の年度展は学年ごとに作品を上演することになっており、私も参加してよいと先生にいっていただいたため、大学院生の作品に参加するつもりです。
交換留学生は大学全体では秋に多く賑やかですが、春は比較的少なく、舞踊学院で通年いるのは今年は私一人でした。貴重な機会を頂いたので、来学期からより一層研究に専念したいです。
大学内には宿舎が約四棟あり、四人部屋と二人部屋がありますが、交換留学生には二人部屋が割り当てられました。ルームメイトは南京芸術学院舞踊専攻の修士の学生で、舞踊学院の大学院への交換留学生は私と彼女の二人のみだったため、私にとって心強い存在でした。一緒に授業を受けたり、彼女の期末発表の作品に参加したり、旅行に出かけたりしました。
宿舎にはキッチンがありますが、学内の食堂が充実しているため、普段自炊しなくても節約できます。お洒落なカフェやレストランもあり、学割が使えるので、ちょっとした息抜きに利用しています。土日には食堂が基本的に休みになるため、代わりに学内のコンビニを利用することになります。山に大学が位置しており、すぐ夜市があるという環境ではありませんが、食料の買い出しに行かなくても食事に困ることはありません。ただし、1月中旬から2月中旬までの冬休み期間は多くの学生が地元に帰省し、学内の飲食店やコンビニが短縮営業となり、さらに旧正月の1週間はコンビニを含めどこも閉まり、台北市内も閑散とするそうなので、友人の家を訪れたり、食料を買い込んだりするつもりでいます。
大学の環境としては自然豊かで広い敷地があり、近所のおじちゃんおばちゃんが散歩したり、太極拳をしたり、牛や鳥の仲睦まじい様子を見ることができます。最寄りの關渡駅まで徒歩25分ほどで、大学と駅を結ぶ小さなバスが1時間に2本ほど出ています。体力温存のため、駅からタクシー(100元ほど)に乗ることもあります。
Googleマップでバスの時刻を確認して、いざバス停に着くと、電光掲示板の表示が「既に出発している」となっていたり、「50分後」と表示されていたりすることが何度もあり、滞在して1か月ほど経ってから、台北のバス時刻はGoogleマップだけではあてにならないと分かりました。最近は、路線をGoogleマップで確認してから、専用アプリで待ち時間を調べるようにしています。また学生はよくUberアプリでタクシーを使っていて、自分も大荷物のときはUberに頼ることがあります。
大学と同じ区にある北投温泉が好きで、大学から電車で40分ほどの距離ですが、よく通っています。150元ほどの銭湯のようなところから、ゆったり寛げる宿つきの温泉まで色々あり、入浴が習慣化している自分には有難い環境です。台湾のマッサージのレベルの高さも感じます。私は現地の学生に比べると強靭な肉体を持っているわけではないため、マッサージや温泉で授業や練習の疲労を癒して、体のコンディションを整えています。
休日は舞台鑑賞をすることも多く、Opentixというサイトでよく舞台のチケットを買って観に行きます。台湾の舞台情報を調べたい人におすすめです。
クリスマスはヨーロッパや日本のようなビッグイベントとは捉えられておらず、ケーキやチキンを食べるという決まりもなく、思い思いにお祝いしている雰囲気があります。ですが、大学ではクリスマスを楽しむ機会がいくつかありました。大学のForeign Student Associationが留学生向けのクリスマス会を開催してくれました。また、自分が所属している座禅クラブでもクリスマス会が開かれ、ダンスを披露しました。25日には友人たちと「無老鍋」という人気の火鍋店とKTV(カラオケ)を予約して行きました。
台湾は2月の旧正月が祝日となるため、12月末頃から1月上旬は学期末で学生は忙しく過ごしていました。私もいくつかの授業の成果を大学のブラックボックスシアターにて発表しました。12月30日から1月2日には、大学の原住民の授業の一環として台東の卑南族の部落にフィールドワークに行き、大獵祭に参加しました。貴重な体験を得ることができました。