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台北医学大学との国際シンポジウム参加報告
2023年11月21日更新
台北医学大学との国際シンポジウム参加報告
"International Conference on Sustainable Green Diets to Save the World"
本研究所研究員の赤松利恵副学長、藤原葉子名誉教授、笠松千夏特任教授が台北医学大学との国際シンポジウムに参加しました。
（台北医学大学①） 
（台北医学大学②）
テーマ： International Conference on Sustainable Green Diets to Save the World
日時： 2023年10月28日（土）
場所： 総合医学棟16階 国際会議場
主催： 台北医学大学高齢者栄養研究センター、同栄養医学研究センター、同栄養学科
お茶の水女子大学SDGs推進研究所
共催：台北医学大学栄養学部、アジア太平洋がんおよび慢性疾患栄養学会
（本シンポジウムのポスター)
内容：
Lusia Shu-Ying Chang副学長(スペイン語教授)による華々しい開会挨拶の後、座長の藤原葉子お茶の水女子大学名誉教授が登壇し、最初の演者、赤松利恵お茶の水女子大学副学長の紹介がされました。
（Lusia Shu-Ying Chang副学長）
赤松教授の講演は「The Health of the Earth and Ours Through Dietary Lifestyle」で、食品群と窒素フットプリントについての調査や外食時の食品ロスと食べすぎに関する調査結果について紹介されました。
（赤松利恵本学副学長）
続く笠松千夏特任教授による講演「How can Umami and Koku Contribute to Sustainable Diet」では、環境負荷の低い食品は味覚上馴染みがないこと、おいしさ向上にはうま味とコクが重要であることが紹介されました。
Tea breakの後、後半は座長を台北医学大学Jane C-J- Chao教授に交替。Sean－S-H Lin教授が「Relationship Between Instrumental Analysis and Sensory Evaluation in Texture Evaluation for Commercially Packaged Foods」という題で、市販高齢者用食品の物性測定値とテクスチャー官能評価データとの関連について講演されました。
続いてYu-Chen Hou准教授が「Potential Health Risks of Dietary Pesticide Exposure」という題で、殺虫剤の使用と慢性疾患、健康被害の関係、食品の残留殺虫剤を除去する方法について講演されました。
最後の演者は、台北医学大学大学院を卒業し管理栄養士として台北市内にDietician‘s Kitchen社を設立したShen Sung氏。高齢者にとって望ましい栄養摂取としての「グリーンラテ」について、作り方の紹介と様々な側面からの効果やエビデンスが示されました。
Rong-Hong Hsieh学部長による閉会の挨拶では、今後の連携への期待が述べられました。
（台北医学大学の先生方と）
当日は、Shen Sung管理栄養士監修グリーンダイエットのお弁当が学内で調理され、参加者全員に提供されました。参加者は約50名、司会は栄養学科の学生2名が行う等、学生の熱意や現地のおもてなしに圧倒されています。
（キャンパスの様子）
