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2024年6月17日更新
6月12日(水)、共通講義棟2号館102室において、令和5年度に実施した研究助成および教育助成の第1回成果報告会が開催されました。
【日時】6月12日(水)15:00~16:30
【対象】本学学生・教職員(当日来場可)
【会場】共通講義棟2号館102室(対面開催)
【報告タイトル、報告者】
第1報告:「保育・教育実践におけるSDGs×STEAM教育研究」
(刑部育子先生;生活科学部人間生活学科生活文化学講座)
第2報告:「大学等における持続可能な女性研究者支援:交差性と支援者のキャリアに着目して」
(脇田彩先生;生活科学部人間生活学科生活社会科学講座)
第3報告:「LGBTQとアライの学生のための居場所づくりの試み」
(石丸径一郎先生;生活科学部心理学科心理学コース)
第4報告:「反芳香族ジベンゾペンタレンの誘導化および官能基化法の開発:太陽電池への応用をめざして」
(桑原拓也先生;理学部化学科有機化学分野)
第1報告では、刑部育子先生(生活科学部)と共同研究者の方々により、STEAM教育のA(ArtアートやAesthetics審美性)に着目した実践的研究をご発表いただきました。実践を通して、子供の参加型創造性が育まれていった様子をご発表いただきました。
第2報告では、脇田彩先生(生活科学部)より、様々な大学でのインタビュー調査と行政文書の検討を通し、女性研究者の経歴や待遇の多様性、そうした教職員への支援の実態についてお話がありました。
第3報告では、石丸径一郎先生(生活科学部)より、LGBTQ当事者とアライが交流できる場 (LGBTea+ lounge)を本学でも定期的に提供したことで、実際に心理的な被拒絶感が低まり、受容感が高まっていったことが説明されました。
第4報告では、桑原拓也先生(理学部)より、従来の無機素材と対照的な軽量で柔軟な有機素材による太陽電池の開発において、反芳香族化合物の中でも比較的安定性あるジベンゾペンタレンの応用に着目した研究が紹介されました。
本学学生、教職員にご参加いただき、闊達な議論のなか盛況のうちに閉会しました。ご参加いただいた皆様、またご報告いただいた先生方に改めて謝意を表します。誠にありがとうございました。
SDGs推進研究所は、個人研究、学内外の研究者との共同研究、企業や他機関との共同研究などを対象とし、本学のSDGs研究を牽引する研究を発掘し、SDGsに資する研究活動および教育活動を活性化させることを目的とした助成を行っています。 (今年度の募集は締め切りました。沢山のご応募ありがとうございました。)
あわせて、第2回SDGs研究助成・教育助成 成果報告会(6月27日開催)の開催報告もご覧ください(ページはこちら)。