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2026年2月26日更新
ボルドー大学は、最も早い授業は8:00から、最も遅い授業は19:50に終わりました。授業は基本的に9月から始まりますが、8月下旬から留学生向けのフランス語集中講座が五日間開催され、毎日8:00~17:00フランス語漬けだったのは、その後のフランスでの生活に大変役に立ちました。また、授業期間を1か月半経ると1週間のバカンスがあるという年間スケジュールも、フランスらしいというか、ラテンの無理しないchillなスタンスを味わえます。授業は基本英語で開講されるものを取り、加えて語学としてのフランス語の授業を取りました。日本の講義スタイルとは大きく異なり、ディスカッションやプレゼンの割合が多く、またテスト自体もしっかりあるので、とてもやりごたえがあります。街のカフェや図書館でクラスメイトと集まって会議をしたり、プレゼンの練習をしたり、授業の準備さえもすべて思い出です。お昼は、お茶大生協と似たような感じで、購買部もあれば学食もあります。
私は現在、フランス政府が学生向けに運営している学生寮CROUSで生活しています。私の部屋はシェアタイプで、2人のルームメイトと暮らしています。個室以外のキッチンやダイニングは共用で、シャワーとトイレは個別で付いています。一人暮らしがあまり好きではなかった私にとって、すぐに会える距離にルームメイトがいるこの環境はとても心強く、寂しさも紛れることがほとんどでした。寮はいくつかありますが、それぞれのキャンパスの非常に近くに位置しているので留学生にとってとてもありがたいです。しかし、私やルームメイトでシェアしていた部屋では、個別の部屋も含め全室でトコジラミが出てしまい、ゴキブリも頻繁に見かけるので、衛生面は覚悟が必要です.いくら私たち利用者が日々きれいに使用しても、前の住人の使い方に問題があったり、CROUS側の管理が不十分に感じることもありました。家賃自体はほかの企業が提供する部屋よりもずっと安かったですが、呪われた部屋と呼ばれるような大外れを引くと痛い目を見ます。ですが、私の場合は、ルームメイトたちとトコジラミという共通の敵ができたことで、より一致団結できた気もしており、気の持ちようでなんとかなることもあります。また,ボルドー内の移動は基本トラムでバスも使うことがあるのですが,そのトラムで携帯の盗難にあいました。クリスマス前の時期に盗難にあい、大変困ったのですが、ルームメイトや周りの友達にたくさん助けてもらいなんとかなりました.何かトラブルが起きたときにすぐに助けを求められるのは、シェアハウスのとても良い点だなと感じました。
私が留学しているボルドーは、フランス南西部の港町でワインの産地として有名です。観光名所としては、歴史的な建物や美しい公園があり、ワイナリーツアーも人気です。また、ボルドーという色名は、フランスのボルドー産の赤ワインに由来しています。この地域は「水のほとり」を意味する古語に由来し、ゆったりとした大河が流れています。18世紀に整備された気品ある街並みは「月の港」としてユネスコの世界遺産に登録されており、またパリよりも人が少なく時間がゆっくり流れているように感じます.さらに、ボルドー発祥のカヌレやワインの生産も盛んなおかげでそれらはとても安く手に入ります。パリまではTGVという高速鉄道で2時間ほどで行けたり,イタリアやスペインなどへもアクセスが良く、街自体が学生が多いので過ごしやすいです。
ボルドーでも、ほかのヨーロッパの都市と同じようにクリスマスマーケットがあるのでそこに参加したり、また秋学期終了のパーティーが行われたり、屋内外どこでもパーティーがあったので大盛り上がりでした。大晦日は,友人宅でホームパーティをしてカラオケやボードゲーム、雑談などゆったりとした雰囲気を楽しみました。日付が変わる頃には年越しの花火もあったらしいのですが、眠気に耐えられず行きませんでした。元旦以降は、フランスの伝統料理ガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)を食べたり,連日ワインを飲んでいました。とにかく自分の会いたい人と会って、食べたいものを食べ、やりたいことをして、好きに生きるという生き方を、クリスマや年末年始のボルドーの人たちの過ごし方から感じられ、とても感銘を受けました。