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2026年3月4日更新
SOASの学習環境
SOASでは交換留学生にも正規学生と同等の学習機会が提供されます。1セメスターにつき4つのモジュールの履修が基本です。各モジュールにつきレクチャー1時間、チュートリアル(講義やリーディングの内容についてディスカッションする)1時間なので、1週間で計8時間はコミットが必要です。
毎週、各モジュールの予習として、最低1本は論文を読む必要があり、中間課題(約1500words)や期末課題(約2500words)も課されます。ちなみに、この課題に対しては、先生から詳細なフィードバックをいただくことができます。
今セメスター1が終わったところで、私は3カ月間この密度の高い環境で揉まれたおかげで、アカデミック英語力が向上したように思います。モジュールを通して共通の関心を持つ友人もでき、雑談として専門的な話を英語で交わせるというとても刺激的な体験ができています。
また、教授たちは正規学生と交換留学生は区別することなく同等の熱量で接してくれます。私が学期始めに語学面で不安を感じてオフィスアワーで相談した際も、非常に親切に対応してくださり励まされました。
大学院生としての活動
PhD学生向けの授業を聴講させていただいたことで、PhD学生コミュニティに入ることができました。聴講生でありながら課題のフィードバック面談も受けることができ、正規生と区別なく接していただいています。各修士プログラムが定期的にセミナーを開催しているので、自分の興味に関連するインプットをたくさん得られます。
また、SOASのメールアドレスがもらえるので、ロンドン大学が加入している論文サイト、研究者のコミュニティへのアクセス権が得られるのは大きな利点です。次セメスターではロンドン大学系列のKCLが開催しているWriting Retreatという論文執筆イベントにも参加してみる予定です。
寮について
私は今Intercollegiate Hallsというタイプの、SOAS生以外にもロンドン大学系列の全ての学生が住める寮に住んでいます。17人でキッチンとシャワールームをシェアしています。コンロもシャワーブースも複数あるので、混雑して使えないということはありません。寮では定期的にソーシャルイベントが開催されたり、日曜の朝は紅茶・コーヒーと簡単なパンが提供されます。
一方で、今困っていることとして、隣人の騒音があります。私の場合は上階の住人が非常に活動的で、深夜3時にカラオケが始まったときは、レセプションに電話しなければなりませんでした。同じフロアの人も困っていたので、協力して寮全体のグループラチャットで一緒に呼びかけるなど、図らずも英語でのcomplaintの実践をする機会となりました。今は少し落ち着きましたが、それでもときどき叫び声や振動が伝わってきます。現在は、ノイズキャンセリングヘッドホンを活用するなど対策しています。
東アジア人としての住み心地
私が住むロンドン中心部、特にSOAS周辺は東アジア人にとってすごく住みやすい環境だと思います。まず、東アジア系住民が大勢いますし、東アジア系のスーパーや飲食店もたくさんあります。そしてSOASのモジュールの多くは脱植民地主義的アプローチを取り、非西洋への関心が高い学生が集まっているため、友人作りもスムーズです。私は以前他のヨーロッパの国に住んでいたことがあって、そのころの記憶と比べると「あれ…差別なくなったのかな…」と思ってしまうほどでした。ただし、同じ東アジア系の友人はロンドンで心無い言葉をかえられたと話していましたし、私自身も冬休みの時期に何度か違和感を覚える出来事に遭遇しました。それから、他国へ旅行した際に嫌な思いをしたことはあったので、差別が存在しないわけではありません。私はアジア人差別を研究テーマとしているため日常的に考察していますが、他の日本人留学生の様子を見る限り、生活を阻害されるほどではなさそうです。
物価上昇、円安
食料や身の回り用品の出費に関しては工夫次第で抑えることが可能だと思います。普段は比較的安価な食材(豚ひき肉、豆類、バナナ等)を選んで自炊し、ランチにはサンドイッチを持参、飲み物は水筒に温かい紅茶を入れて持ち運ぶなどして節約しています。日用品はスーパーやドラッグストアのメンバーシップ割引や学割などを活用すれば、日本と同じくらいの価格で購入できます(※ただし、生理用品は気持ち高め)。その他生活用品もAmazonやチャリティーショップなどが心強い味方です。ただし、家賃は学生寮であってもかなり高いので、しっかり調べて留学計画を立てるとよさそうです。
SOASのフリーミール
SOASはお昼に無料のご飯を提供しています。
Too Good To Goアプリ
飲食店の残りものをお安くゲットできるアプリです。
ロンドンの学割
学割アプリのStudent BeansとUni Daysをダウンロードしてみましょう。たくさん学割オプションがあるので、アプリを探検してみてください。また、行ったお店に学割があるかわからなくても、学生証を見せて「学割はありますか」と聞いてみるという裏技?もあるようです。
その他割引
スーパーマーケットのSainsbury'sやTesco、ドラッグストアのSuperdrugやBootsはメンバーシップ割引があります。
治安情報
見るからに外国人の私になぜ?という頼みごとをしてくる人がいるので、気を付けましょう。「銀行口座がないから、キャッシュを渡すので代わりに支払い手続きをしてくれ」「電車のチケット代を代わりに払ってくれ」「学生証を忘れちゃったから代わりに学内に入れてくれ」などは見聞きした話です。困ったときは、駅員や店舗スタッフ、受付の人など公式な立場の人を呼ぶのがいいように思います。
ロンドンのクリスマスは、当日になると街中の公共交通機関や店舗が閉まり、街中に人がほとんどいなくなります。クリスマスシーズンはは街中がイルミネーションで飾られ、そこら中がツリーなどクリスマスの飾りで溢れます。クリスマスが終わっても1月初旬までは街中はクリスマスの雰囲気です。
一方で、ロンドンでもイスラム系の人が多い地域にはクリスマスの飾りはなく、学生同士の挨拶では相手の宗教的背景に配慮し「Merry Christmas」の挨拶を避けるなど、多文化都市ならではの特徴を学ぶ機会もありました。
私はクリスマスは留学生同士で集まって、持ち寄りのクリスマスパーティーを楽しみました。年末は友達と旅行していて、大晦日にロンドンに帰宅し、寮から年越し花火を見ました。花火鑑賞チケットを買うと真下で見れるそうですが、大晦日は数千人の酔っ払いが現れる!笑と聞いたので、家でゆっくり過ごすことにしました。


(Senate House Libraryロンドン大学系列の学生なら誰でも登録できる図書館です)