国際教育センターについて 留学に興味のある方へ 留学が決定した方へ

ページの本文です。

オタゴ大学(ニュージーランド)より 2017年10月

2017年10月17日更新

1. 学業面

学業面についてですが、8月と9月はエッセイの提出が3つ立て続けにあり、本当に大変でした。一つはエッセイのテーマを自分で設定するところから始めなければいけなかったのでそこも大変でした。なんとか提出することができてホッとしています。また9月はジェンダーの授業でジャーナルを作るという課題がありました。このジャーナルでは、授業で扱った題材について自分の意見をまとめたり、身の回りの例や広告、雑誌を用いながら授業の内容を自分の経験や日常生活と関連づけることが求められました。またジャーナルなので、クリエイティブに分かりやすく、見やすいものにすることも重要でした。私の場合、授業でまず何が話されたのかがあまり理解できでいないことが多く、授業のビデオ(オタゴ大学では主要な科目の講義はビデオで記録され、ブラックボードというオタゴ学生用のサイトにアップロードされる)を何度も聴きながら内容を理解することから始めなければいけなかったのですごく大変でした。しかし、この課題によって自分の総合的な英語力(reading/listening/writinig)が上がったし、また授業についてもより深く理解することができました。このジャーナルは日本の大学の課題とは大きく異なり、少し大変ですがいい課題だなと思います。

2. 学校以外

8月は母がはるばる日本からニュージーランドに遊びに来てくれました。英語を全く話せないのに、一人て来てくれたことに本当に感謝しています。11月にも日本から友人が私のテストの後で遊びにきてくれるので本当にありがたいです。この留学では、ニュージーランドの人々の優しさはもちろん、日本の友人、家族のありがたさを痛感させられました。正直、留学して一番学んだことは英語ではなかったかもしれません。むしろ、私は翻訳のような英語そのものを扱ったり、英語を扱う仕事がしたい!と思えるほど、(つまり英語が私のキャリアのモチベーションになる程)英語が好きではないと気づきました。もちろん、自分のやりたいことを達成するために英語を使う必要性があるなら英語を学ぶと思います。しかし、英語そのものをモチベーションに英語を学ぶのは私に向いてないなと気づくことができました。この留学では英語というより、むしろ自分というものにとことん向き合わされた一年だったと思います。自分のできないところ、弱さ、屈辱感、劣等感、そんなものをたくさん味わいました。でもそれは決して日本にいたままでは向き合えなかったかもしれません。この留学を通してそれに向き合うことで(まだそれを受け入れているとは言い難いですが)、そういう弱くて惨めな自分も自分なんだなと自分を許すことが少しずつできるようになって来ました。そして今私が持っているものでどう勝負するかという視点を持つことを意識できるようになりました。そういう意味ではすごく有意義な一年でした。後残り一ヶ月になりますが、今やれることを一つずつやっていきたいと思います。

  •  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • facebook
  • x
  • instagram