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カレル大学(チェコ)より 2024年1月

2024年1月31日更新

1. 大学生活について

ウィンターセメスターは英語で開講されている授業を週に6コマ履修しました。基本的に授業時間は1コマ90分でお茶大と似た時間割です。クラスメイトはチェコ人よりもERASMUS制度を利用して留学している他のヨーロッパの学生が多く、授業の中で自分の国における状況を生徒それぞれが発表する際には様々な国の意外な共通点、相違点が見つかりとても興味深く学習することができました。12月末に私が所属する学部のメインビルディングで多数の死傷者が発生する銃撃事件が起きました。その影響でクリスマス休暇明けの授業が全てキャンセルになり、メインビルディングで開講されていた授業は建物の閉鎖のため期末試験もキャンセルになりました。実際に私が履修している授業のうち2つが期末試験が中止となり、もう1つが期末試験から期末レポートに変更になりました。

2. 生活面について

私は大学指定の学生寮で生活しています。居室は2人部屋で、居室の外にフロア全員で共有のシャワー、トイレ、キッチンがあります。初めの頃はシャワーとトイレが共有のことに抵抗がありましたが、時間と共に慣れることができました。ルームメイトもとても優しく、生活リズムも似ているのでとても快適に居心地良く過ごすことができています。買い物の面では、スーパーやドラックストアの商品名が全てチェコ語表記しかないためとても苦労しました。Google翻訳のカメラ読み取り機能を駆使し、現在はある程度問題なく買い物をすることができています。また、チェコは物価が他のヨーロッパの国と比べて安く、レストランで外食をしても大抵1000〜2000円以内に収まるため、よく友人と韓国料理屋さんやラーメン屋さんに行ってリフレッシュをしています。

3. 滞在国のプチ情報

チェコといえばビールの国!というイメージがある人も多いと思います。そのイメージ通りで、レストランに入ると必ずドリンクメニューにビールがあります。先日友人とホスポダ(気軽にビールが飲める飲み屋さん)に行った際、ちょうどハッピーアワーが行われていたのですが、ビール計4杯で約580円という破格の値段で飲むことができました。チェコは水よりビールの方が安いという面白話を少し聞いたことがありましたが、本当にほぼ水と同じ値段でビールが飲むことができ(しかも美味しい)、とても面白かったです。

4. クリスマス・年末年始の過ごし方

クリスマスの時期になるとプラハの街中の複数の広場でクリスマスマーケットが開催されるので、色々なクリスマスマーケットを巡り屋台のご飯やホットワインを楽しみました。またプラハ以外にも、クリスマスマーケットが有名なフランスのストラスブール、コルマール、オーストリアのウィーン、ドイツのドレスデンに行きました。特にドレスデンはマーケット自体がクリスマスのテーマパークのようになっており、とても賑やかで楽しかったです。クリスマス当日は日本人の友人と一緒にケーキやチキンを食べて過ごしました。ちなみにチェコではクリスマスにケーキは食べません。ケーキの代わりにクリスマスクッキーを食べるのが伝統となっています。味や形は様々な種類があり、家庭ごとに作り方も異なるそうです。また、チェコのクリスマスディナーの伝統的なメニューの1つに「鯉のフライ」があります。日本人にとって鯉料理は馴染みがなかったのでこの話を聞いた時は少し驚きました。クリスマス直前になると街中に鯉が入った生け簀が置かれ、路上販売が行われていました。その場で捌いて持ち帰ることもできますが、中には生きた鯉をそのまま持ち帰りクリスマス当日まで自宅のバスタブを生け簀代わりにする人もいるそうです(バスタブに鯉がいるせいでクリスマスまでシャワーが浴びられないとか、、、)。正直ドン引きしてしまいましたが、自分にとって新しい文化を知ることができ、よかったです。

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写真左から①チェコビール ②プラハ旧市街クリスマスマーケット ③ドレスデンクリスマスマーケット ④生け簀で売られている鯉

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