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ケルン大学(ドイツ)より 2024年1月

2024年1月31日更新

1. 大学生活について

ケルン大学はとても広いキャンパスで、授業初日には教室の場所が分からず迷子になるほどでした。緑も多く、大学前の広場では、お昼寝をしたり、読書をしたり、スポーツをしたりする学生の姿が多く見られます。また、メンサと呼ばれる学食はとても安い値段で、かなり量の多い美味しい料理を食べることができます。CGSPコースは、今年は日本人の派遣生が多い印象でした。全ての授業が英語で行われ、ヨーロッパ事情について勉強します。私は今までヨーロッパについて勉強してこなかったので、とても良い勉強になりました。特に、移民に関する授業では、毎授業20ページほどの英語の論文を予習し、授業ではセミナー形式で討論します。ヨーロッパからの学生と比べると、トピックについてのベースの知識量が異なるため、同じレベルでの議論は難しかったです。また、アートのクラスでは、3回に1回ほど実際に美術館に行って勉強するという回が設けられていました。ある回では隣国のベルギーまで足を運び、美術を鑑賞しました。とても楽しい実践的な授業です。
CGSPコースでは、一つの授業につき、エッセイとテストが必須となっています。これからテスト期間に入るので、頑張りたいと思います。

2. 生活面について

私自身、親元を離れて1人で暮らすこと自体が初めてだったので不安でしたが、意外と自炊、洗濯、掃除、基本的なことは難なくこなせている自分に自分が一番驚いています。ドイツでは、日本とあまり変わらない生活を送ることができるので、特別なことはないと思います。強いて言えば、日曜日はスーパーなどが開いていないこと、水道水は美味しく飲めますが、カルキがたくさん入っているので、水回りやシャワールームを使用後に水を拭き取らないと真っ白になること、キャッシュオンリーの場所も沢山あること、秋ぐらいから冬にかけて、曇りや雨が続いて太陽が恋しくなることが日本での生活との差異だと思います。また、レストランやカフェでの食事の際のチップですが、ドイツ人に聞いたところ、強制ではないけれど、10%ほど払うのがマナーとのことでした。初めはチップ制度に不慣れであるため、計算したりドイツ語での数字の言い回しを思い出すのに時間がかかりましたが、今ではスムーズにお支払いができるまで成長しました。

3. 滞在国のプチ情報

ドイツに来てからの一番のカルチャーギャップは、電車のキャンセル、ストライキ、遅延が当たり前であることです。渡航前から話に聞いていたものの、電車のキャンセルはかなり困りますし、乗っているトラムが突然止まって全く違う駅で降ろされることも日常茶飯事です。特に、ドイツ語でのアナウンスが理解できない時は、何が起きているか分かりませんが、周りの乗客の様子や動きを見て察知する能力が備わった気がします(笑)
私がケルンを留学先に選んで正解だったと思える理由は、ケルンの人がとてもフレンドリーでオープンであることです。住民登録や銀行開設などもドイツ語がわからなければ、英語で助けてくれるますし、またカフェやスーパーでの私の拙いドイツ語での質問や注文もうざがられることなく、最後まで聞いてくれます。日本で当たり前のサービスが海外では当たり前でないことを知っているので、ケルンの人の対応は、とても暖かく差別を受けることも限りなく少ないと私は思います。滞在先での居心地の良さはとても重要なポイントです!ケルンから電車で30分くらいのところに、デュッセルドルフという日本人が多く住む地域があります。街自体もとても綺麗ですし、簡単に日本食や日本スーパーにアクセスすることができます。

4. クリスマス・年末年始の過ごし方

ドイツでは、クリスマスは家族と、年末年始は友達と過ごす人が多いようです。私は、クリスマス、年末年始ともにドイツの南にあるミュンヘンで友達と過ごしました。ドイツでは、特にクリスマスが大きなイベントの一つで、全国各地でクリスマスマーケットが開催されています。11月末くらいからクリスマスマーケットが開かれ、ドイツの屋台料理やグリューワインを楽しみました。それぞれのマーケットでオリジナルのマグカップにグリューワインを入れてくれます。可愛いマグカップをたくさん集めました。また、日本ではクリスマスにはクリスマスケーキを食べますが、ドイツではクリスマスケーキではなく、クリスマスクッキーを焼いて食べる習慣があるようです。私も友達とクリスマスクッキーを焼きました。年末年始には、道路で多くの人が花火をします。実際に見る前には、日本で夏に行う手持ち花火や会社や自治体の花火大会をイメージしていたので、ドイツの年末年始の花火はかなりカルチャーギャップでした。というのも、個人で打ち上げ花火を購入し、河川敷でもなんでもない普通の道路でそれぞれ着火して楽しんでいます。綺麗は綺麗でしたが、あんなに至近距離での都会の道路での打ち上げ花火を初めて目の当たりにしたので、かなり驚きました。

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写真1:ケルン大聖堂 写真2:クリスマスマーケット

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