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ワルシャワ大学(ポーランド)より 2018年10月

2018年12月10日更新

大学生活について

学期開始1週間ほど前から専用サイトにて履修登録の受付が始まりました。科目によって登録するサイトが2つに分かれており、困惑している学生が多くいたように思います。ほとんどの授業は定員が20名程度のため時間との勝負でもありましたが、留学生同士で情報交換したり、facebookでの留学生用特設ページで同様の質問をしている投稿を見たりして登録を進めました。授業によって、担当教員に直接メールで履修希望を伝える必要があるものや、定員を超えても履修できるものもあったので、まずは担当教員に連絡することが先決だと感じました。私の履修している授業は全て1コマ90分で、2コマ/週です。英語、ポーランド語は私の履修しているレベルだけでも曜日や時間に応じてそれぞれ14コース、28コースと豊富に開講されています。1コマ/週のコースも用意されているようです。一方、専攻科目は内容が全く同じものが複数開講されているということは少ないので、スケジュールを組む際はこちらを優先させました。キャンパスは学部ごとに異なり、メインキャンパスからバスで約30分圏内に点在しています。Fuculty of Mathmatics, Informatics and Mechanicsのキャンパスまでは寮から徒歩で10分弱なのでとても通いやすいです。この1ヶ月で授業にも少しずつ慣れてきました。私の所属学部は交換留学生が少ないこともあり、先生方もクラスメイトも何かと気にかけてくださいます。これから授業内容も本格的になってくるので、クラスメイトと協力しながら取り組んでいきたいです。生活面について

ワルシャワに到着してから1ヶ月ほど経ち、こちらの生活にも慣れてきました。学生証の発行、履修登録、寮費の支払いなどの諸手続きは不明な点が多々ありましたが、現地で知り合った日本人学生と情報交換しながら終えることができました。寮から中心部までのアクセスも良く、買い物に困ることもありません。

生活面について

ワルシャワ大学の寮は計5つあり、私はdorm1に割り当てられました。580名ほどを収容可能なdorm1は、奇数階に男性、偶数階に女性が入居しており、最上階の10階には一般の旅行者や入寮希望の順番待ちの方が滞在しています。私も初日は入寮手続き受付時間に間に合わず、ゲストルームに1泊しました。受付は5名ほどの女性が交代で担当しており、24時間2、3名が常駐しています。ただ、ほとんどの方は英語が通じないため、近くに英語のわかるポーランド人がいれば通訳してもらうか、身振り手振り伝えるかで意思疎通しています。各部屋は2名ごとのルームシェアで、ベッド、机、棚、冷蔵庫が備えられています。キッチン、トイレ、シャワーは各フロアで共用で、電子レンジとオーブンは寮全体で1つずつしかないのでまだ使ったことはありません。事前予約制の洗濯機は2フロアに2台ずつあり、洗濯・乾燥合わせて約260円と周囲のコインランドリーより格安です。0階では平日のみですが売店と食堂が開店しています。寮から一番近いスーパーは歩いて10分ほどのところにあり、調理器具などもそちらで揃えることができました。食料品の物価は低く、2Lのミネラルウォーターが30円/本〜、パンが10円/個〜、ヨーグルトが30円/個〜です。大学の学食では、男性でもお腹いっぱいになれるワンプレートメニューが350円ほどで提供されています。ヨーロッパというとあまり治安の良いイメージはありませんでしたが、ポーランド人は親切な方が多いように感じます。横断歩道ではすぐに車が止まってくれますし、ポーランド語で挨拶をすると喜んでくれることもあります。木葉が紅葉し秋らしい風景が美しいポーランドですが、だんだんと気温が下がり始めたので体調を崩さないよう気を引き締めて過ごしたいと思います。

滞在国のプチ情報

 学食やmilkbarと呼ばれる大衆食堂では、美味しくてボリュームたっぷりのポーランド料理を500円以下で楽しめます。中でも必ずと言っていいほどメニューにあるのがピエロギです。もちもちした分厚い生地の中に具材を詰めた餃子のような料理で、ひき肉やチーズ、ジャガイモなど具材は多岐にわたります。揚げたものと茹でたものがあり、ベリーソースをかける甘いピエロギもあります。スーパーには冷凍ピエロギ、冷蔵ピエロギ、お惣菜のピエロギまで売っており、家庭でも食される身近な料理のようです。元は中国の餃子(jiǎozi)からロシアでピロシキとして広まり、その後ポーランドに伝わったのがピエロギだそうです。餃子(jiǎozi)やピロシキは未食なので比較できませんが、白ごはんのおかずになる日本の餃子とは似て非なる存在だと思います。分厚い皮が主食を兼ね、それだけで一食を済ませられる手軽さも国民食となった所以かもしれません。滞在中にぜひお気に入りのピエロギ探しをしてみたいです。

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