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イースト・アングリア大学(イギリス)より 2024年1月

2024年1月31日更新

1. 大学生活について

◎授業に関して:交換留学生は3つの授業を履修すると定められており、うち2つ以上は所属学部の授業を選択することを求められます(3つとも所属学部の授業でもOKです)。私は、所属しているInternational Developmentから2つ、Sociologyから1つ選択して受講しています。日本の授業スタイルと異なり、1つの授業つき講義形式のLectureとゼミ形式のSeminarの2つが開講されています。それぞれが週に1回120分ずつなので、授業回数自体は週に6回と、お茶大にいた時より断然少ないです。予習に関しては、リーディングリストが各授業で配布され、毎回の授業で30ページ程読んでくることが求められます。授業の進め方自体は、Lectureはお茶大の講義型授業、Seminarはお茶大のゼミ形式の授業とほぼ同じような雰囲気に感じていますが、各学生の発言頻度はかなり高く、また、深い質問ばかりで圧倒される毎日です。また履修している授業とは別で、Academic Writing Skilsという授業があり、エッセイを作成する中でどのように意見を構築していくかや、どのように根拠付けるか等、いわゆるAcademic Writingの書き方を学んでいます。アセスメントに関しては、私が取っている授業は全てレポート100%でした(出欠は取られましたが、アセスメントには関係ありませんでした)。エッセイは、与えられたお題に対して授業内容を踏まえて論述するという、一般的な形式でした。
◎課外活動等に関して:
・UEAには、UEA Symphony Orchestraという、UEAの学生や教職員、その他地域の一般の人によって構成されているオーケストラがあり、私はそこでヴァイオリンを弾いています。練習頻度は毎週1回3時間で、半年に1度演奏会が行われています。やはり音楽は世界共通なんだなと感じられ練習自体もワクワクしますが、練習の前後に他のメンバーと交流の機会を持てるのも楽しみの1つです。また、UEAでは、学業と音楽活動を両立させている学生向けに、UEA Music Awardというアワードが実施されています。私は、UEA Symphony Orchestraの指揮者からこのアワードのことを教えてもらい、応募し、書類審査・インタビュー・オーディションを経て幸運なことにアワードをいただくことができました。今後、地域での演奏の機会を頂ける予定で、とても楽しみにしています。
・UEAには、日本語コースがあること・日本人の正規/交換留学生が多いこと・日本へ留学しに行く学生が多いことから、毎年Japan Eventという日本を紹介するイベントが行われています。11月末には、Japan Bunkasai at UEAというイベントが開催され、私はその運営リーダーを務めました。このイベントは文化祭と名付けられていますが、日本にまつわる様々なパフォーマンスを披露するものです。例えば、星野源の恋ダンス、ソーラン節、合唱(君を乗せて/ひまわりの約束)、アニソン演奏、空手等が披露されました。運営委員会が中心となって、プログラムのアイディア出し・パフォーマー募集・当日の運営を、UEAにいらっしゃる日本人の先生と一緒に、1から進めていきました。イベント終了後はやり切った達成感も大きかったですが、このイベントを通して沢山の日本人に出会えたことが嬉しかったです。特にUEAの正規学生からは、異国でどう生き抜いてきたかや就職活動・進路のことなど沢山勉強になるお話を聞け、とても有難かったです。

3. 滞在国のプチ情報

私は、大学内の学生寮に住んでいます。トイレ・シャワー付きの一人部屋に住んでいますが、キッチンは12人のフラットメイトとシェアしています。私のフラットはイギリス人の正規学生が7人、マレーシア人の正規学生が1人、スウェーデンとオランダからの交換留学生が1人ずつ、そして日本人交換留学生が私を含めて2人、という構成です。普段の買い物は近隣や大学内にあるスーパーマーケットを利用しています。洗濯に関しては、寮の近くにランドリールームがあり、週に1回程度利用しています(洗濯に£3.6、乾燥に£2.4です)。私のフラットでは、時々ですが皆で一緒にご飯を作って食べる、という機会があります。
例えばイギリス人たちにSunday Roastというイギリスの伝統料理を作ってもらったり、私ともう1人の日本人交換留学生が中心となって日本のカツカレーを作ったりしました。またクリスマスの時は、隣のフラットと合同でクリスマスパーティも行いました。もちろん1人で静かに食事をしたい時もありますが、キッチンに行けば大抵誰かがおり、どの人もお喋り好きで、私の拙い英語にも耳を傾けてくれる、素敵な空間だなと感じています。

4. クリスマス・年末年始の過ごし方

イギリスに限った話ではないかもしれませんが、日本の大学との違いとして、パーティー文化が挙げられます。UEAにはStudent Unionという学生によって運営されている組織があるのですが、このStudent Union主催のパーティーが少なくとも週に2回以上は大学のホールで行われています。時間は22:30~翌02:30で、音楽に合わせて踊ったりお酒を飲んだりしています。私のフラットメイトのうち何人かはほぼ毎週必ず参加していて、体力あるな~と思いました。

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写真左から①UEAのキャンパス(建物は学生寮です) ②student Union主催のパーティ ③UEA Symphony Orchestraの演奏会

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