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タマサート大学(タイ)より 2024年1月

2024年1月31日更新

1. 大学生活について

タイの大学では1授業が3時間なので、当初は授業の長さに慣れるのに苦労しました。また英語面でも、政治用語の英語を使い慣れておらず、授業内で出てくる単語が聞き取れないことも多々ありました。ですが今はそれにも慣れ、友達と一緒に楽しく授業を受けています。前期はInternational Law やInternational Theoriesといった学部の授業だけではなく、タイ語の授業も履修し、大学とは別でタイ語学校にも通い始めました。タイ人の友人にも積極的にタイ語を教わりながら、タイ語の学習を楽しんでいます。タイではエッセイよりもテストとプレゼンテーションが評価の基準の大半を占めるため、中間テストと期末テストの期間は図書館が人で一杯になります。私も部屋やカフェ、図書館にこもってテストに向けた勉強をしていたのですが、どの科目も中間から期末にかけて成績がかなり伸びたので、後期も気を抜かず学習を続けようと思います。

2. 生活面について

タイの単身者用マンションにはキッチンがついていないことがほとんどなので、私は毎日外食かストリートフードを買って食べています。ですがそれでも一食2〜500円程度しかしないので、タイ屋台の安さに感謝しています。また、毎日暑いので冷たい飲み物をよく飲むのですが、中でも家の近くのナイトマーケットで売られているマンゴースムージーにハマってしまい、ほぼ毎日のように飲んでいます。留学当初は衛生面が心配で、1ヶ月目くらいの時に一度お腹を壊しましたが、それ以降何も問題がないので、慣れはすごいなと思っています。前期のうちに、北部のチェンマイと南部のプーケット島に旅行に行き、ミャンマー国境の少数民族の村でボランティアキャンプにも参加しました。全ての物価が比較的日本よりは安いので気軽に旅行に行けるのも、タイ留学のいいところだなと思っています。またボランティアキャンプは私以外の参加者が全員タイ人学生だったので、大変でしたがタイ語を学びタイ文化を知るいい経験になりました。

3. 滞在国のプチ情報

タイ人の時間感覚は日本人の感覚に比べると遥かにルーズです。9時から始まる朝の授業には先生すら遅刻してくるし、先生の気分で休憩時間が30分くらい伸びることもあります。また通学に使うバスには時刻表がなく、毎日ちゃんとバスが来るかドキドキしながら通学しています。ボランティアキャンプ中も集合時間の5分後くらいから人が集まり始め、全員が集まって動き出すのは集合時間の40分後なんてこともしょっちゅうでした。イベントやコンサートですら時間通りには始まりません。ですがその代わりにタイ人は非常におおらかで心の広い優しい人が多く、いつも何かと他者を気にかけて助けてくれようとします。その優しさに何度も助けられているので、次第に遅刻なんてどうでもよくなり、タイの時間感覚で毎日のんびりと過ごしています。

4. クリスマス・年末年始の過ごし方

今回は幸運なことに1ヶ月近い冬休みがあったため、クリスマスは実家に一時帰国して過ごしました。タイには冬がないので、少しでも冬が楽しめてよかったです。その後年始は前述したボランティアキャンプに参加し、タイ人学生と共に約2週間、ミャンマーとの国境近くにある少数民族の村で過ごしました。現地では小学校の校庭を建設したり、子どもに数学を教えたり、民族衣装を身に纏ったりして、現地の文化を学びつつ、ボランティアを行いました。留学生は1人だけだったので大変なことも多く、タフなスケジュールと生活環境の大きな変化で体調を崩してしまったりもしましたが、バンコクでは得られない大変貴重な経験を得られました。

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写真左から①ナイトマーケットのご飯 ②プーケットの海 ③ボランティアで訪れた村

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