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ブカレスト大学(ルーマニア)より 2024年1月

2024年1月22日更新

  1. 大学生活について

1つの授業につき講義とセミナーの2つクラスが開講されており、1つのクラス当たり2時間の授業。ほとんどの場合1時間30分程度で授業は終わるが、日本よりも少し授業が長くハードな印象を受ける。基本的にルーマニア人は時間にルーズなため授業がオンタイムで始まったことはほとんど無い。それでも負けずに日本人らしくオンタイムで授業に行っていると教授やクラスメイトと話すチャンスになるのでおすすめ。セミナーの授業は生徒が発言するスタイルだが、講義形式の授業でもかなり生徒が積極的に発言する。日本ではあまり授業中に生徒が発言する機会が無いため新鮮だった。先生から指名されれば発言できるが、自分で手を挙げて発言するのはかなりハードルが高い。ルーマニアは英語圏ではないが、英語で授業をするグループとルーマニア語で授業をするグループに分かれており、私は英語のグループに所属しているため、クラスメイトは授業中ほぼ100%英語で話しレベルも高い。時々なまりが強く聞き取れないこともあるが慣れてくる。ただ、ディスカッションはいろいろな発音が入り交じり聞き取れないことが多い。学部ごとに授業時間や宿題の出し方に大きな違いが見られるが、私の学部は宿題が多かった。授業によっても異なるが、1つの授業は授業前に50ページ近くの論文を読みレスポンスペーパーを書く必要がある。現在社会学部に通っているが、もともと社会学を専攻していたわけではないため、かなり難しくほとんどGoogle翻訳を使って読んでいるが、日本語で読んでも難しい。授業数が多く予習を全て英語で完璧にこなすことは難しいため、自分の専門に近いものや基礎的な授業に力を入れ、難しい授業は授業を通して理解できれば良い、というスタンスで授業を受けている。

2. 生活面について

ルーマニアは基本的に物価が安いが外食は確実に日本よりも高いため、友だちと遊ぶとき以外ほとんど外食はせず、自炊をしている。他の留学性は、日本のコンビニよりも沢山のパン屋があるためパンを買って食べたり、ショッピングモールのイートインスペースを利用したりしている。野菜と果物が安いので自炊をするとかなり生活費を抑えることができる印象。混ぜるパスタソースなどはスーパーで見かけないので日本から持ってくることを勧める。私は何も食べ物に関する物を持ってこなかったが、醤油や味噌、パスタソース、インスタントラーメン、スープの素などを持ってきている人が多かった。アジアのスーパーがあるため手に入れることはできるが、高く少し味も違うため荷物に余裕があれば持ってきた方が良いと思う。現地の料理やそれを少しアレンジした物であれば特に無くても困らない。寮は約1万円で2人部屋だが、ルームメイトが偶然いないため一人で自由に使っている。キッチン、シャワールーム、トイレ、洗濯機は各フロアで共同なので汚いが安いので我慢できる。一人暮らしのこともあり、毎日ぞうきんがけをしているため素足で生活している。周りの留学生は早く帰りたいと言っている人が多いが私はルーマニアに永住したいと思うほど気に入っているので、感覚は人それぞれだと思う。

3. 滞在国のプチ情報

とにかく騒がしい。クラクションは5秒に1回、救急車両は1分に1回聞くことができる。(年が明けてから静かになったようにも感じるが、年末年始の旅行から帰った後クラクションとサイレンを聞いてルーマニアに帰ってきたと実感したほど。)横断歩道の前で止まっているだけでは車は止まらないので、とりあえず車が来ていても歩き出さないといけない。日々危険を感じるが、慣れてくればだいぶ感覚がつかめてくる。電車内でも電話をすることができる。日本人はほとんど居ないため日本語でいくら話してもプライバシーの心配がない。親日国で定期的に日本のアニメイベントが開催される。私は千と千尋の神隠しを初めて見た。本屋にお行けばマンガやアニメのコーナーがある。日本から来たと言えば基本的にみんなと仲良くなれる。喫煙者が多く、クラスメイトの半数以上は喫煙者だと思う。街のあらゆる所に国旗があり、建国記念日のパレードも盛大だった。

4. クリスマス・年末年始の過ごし方

ドイツで2週間の一人旅。ドイツ、ベルギー、ルクセンブルク、オーストリアをまわった。本場のクリスマスマーケットを経験することができた。クリスマスイブは教会でドイツ語の聖歌を2時間歌い、クリスマス当日はホステルで出会ったドイツ人インド人とクラブに行った。年明けは友だちと合流してベルリンで過ごした。爆竹、ロケット花火を誰でも上げることができるのであらゆる所で銃声のような音が鳴り響いて怖かった。ロケット花火の破片が隣に居た人に刺さったり、ドラッグをやっている人が居たりとかなり治安が悪かったため、外国の年越しは注意が必要。LINEなどを使えば無料で日本と電話ができるため家族とビデオ通話をした。お茶大では地理学コースに所属しており特にまちづくりに興味があるため、いろいろな国に行くことができたのは自分にとって学びになった。どのようにまちづくりが行われているのか、国による違いを簡単にレポートにまとめたので日本に帰ってからはこれを生かして勉強したい。

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