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バーギシェ・ブッパタール大学(ドイツ)より 2024年1月

2024年1月31日更新

1. 大学生活について

 私は、10月~3月までの秋・冬学期、ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州に位置するバーギシェ・ヴッパータール大学に留学しています。授業は月曜日から水曜日まで3つの授業を登録しました。大学の授業は専攻分野によって、英語の授業がどれほどあるか異なります。私の専攻科目では英語で受講することが難しかったため、教授と相談した結果、ドイツ語で開講されている授業に受け入れていただいてます。私にとってドイツ語で授業を受けることができたことは有意義な挑戦でした。今は、自身の研究領域に近いテーマについてドイツ語でのゼミと英語で開講されている研究デザインに関する講義演習に参加しています。また、週2回のドイツ語のクラスを履修し、2月の学期末試験に向けて勉学に励んでいます。
 課外活動として、大学の特別講義を聴講したり、修士学生とともにジェンダー差別をテーマとしたイベント実施のプロジェクトに一緒に参加させていただいてます。また大学のスポーツクラブに参加し、授業の合間にヨガやフィットネスを現地の学生と一緒にしています。さらに、留学生に対するサポートも充実しています。学生スタッフを中心に多岐にわたるイベントが企画されており、国際色豊かな世界各国からの留学生との交流の機会を得ることができています。
 大学には、食堂やカフェテリアもあり、よく利用しています。多くの学生が利用している大きな食堂は、リーズナブルにランチを食べることができます。またゼミやプロジェクトの友人とカフェテリアで時間を過ごしたり、毎週木曜日の夜には留学生の交流の場として開かれています。

2. 生活面について

 大学すぐ近くの学生寮に入居しています。スーパーマーケット、郵便局や駅も徒歩圏内にあるので便利です。大学は小高い丘の上ですが、バスの運行も多いのでアクセスは良好です。学生として、ノルトライン=ヴェストファーレン州内の交通機関を無料で利用できるチケットを使用し(※一部制限あり)、同州内のケルンやデュッセルドルフなど多くの街を訪ねることができます。ちょっとした日帰り旅行をすることができるのも醍醐味です。しかし、電車はときどきストライキがあるので注意が必要です。
私の滞在期間中、11月末から雪が降り始めました。クリスマスは少し暖かかった印象ですが、1月は気温が氷点下となることも多く、路面が凍結します。しかし、家の中はとても温かいので快適に過ごしています。また日本に比べて、冬のドイツの朝はまだ暗いので、生活リズムを保つことは大切です。
 私は、町の教会の文化施設で開かれているハンドクラフトを通じた交流の場を定期的に訪れています。これは、特に女性のための社会的な居場所提供に貢献する活動です。様々な文化背景をもつ子どもたちや移民の女性たちと出会い、ハンドクラフトを通して交流する貴重な経験をしています。
人間関係。
留学生が多いので様々な国の友人が作れます。大学主催のイベントが豊富なので、色々参加してみると楽しいと思います。多様なバックグラウンドの学生と交流することで、色々気づくことがあって新鮮で楽しいです。今までとは違った視点から物事を考えられるようになったとも感じます。

3. 滞在国のプチ情報

ドイツには国境を隣接する国が9つあります。ドイツ国内を旅行中も少し足を伸ばせば国境を超えることができるのはヨーロッパならではだと思います。私も友人とオランダへ日帰り旅行をしました。ドイツは森も多く、素敵なハイキングコースがいくつもあります。湖もとても綺麗でした。また、学生料金が利用できる文化施設も多いです。友人とオペラやコンサートを鑑賞したり、植物園や博物館にも行きました。
 和食レストランは寿司やラーメンが人気です。ドイツ人だけでなく、他の国からの留学生も寿司が好きと聞いて嬉しかったです。留学生の友人と寿司を食べに行ったとき、皆、お箸を使用していたことに驚きました。

4. クリスマス・年末年始の過ごし方

 11月の末から、街ではクリスマスマーケットが開かれとても美しい雰囲気です。クリスマスシーズンには大学内でも至るところにクリスマスツリーが飾られていたり、クリスマスマーケットが開かれて驚きました。ドイツのクリスマスマーケットといえば、かわいいマグカップに注がれるグリューワインが美味しいです。街によって異なるクリスマスマーケットの雰囲気も味わうことができました。クリスマスホリデーはお店が閉まっているので、クリスマス前にたくさんの買い物をする人々をよく見かけました。
 年末年始のドイツでは、スキージャンプに注目が集まります。その大会で例年日本選手が好成績であるにも関わらず、日本ではあまり話題にならないことは不思議ですね。お正月には和食も恋しくなり、デュッセルドルフの日本食スーパーマーケットで購入した材料を使って、和食を作って楽しみました。ドイツ料理のシュニッツェルやルーラーデンもとても美味しかったです。ドイツでは、クリスマスは家族との休暇であり、大晦日は友人とパーティをすることが多いようで、休暇明けに友人からクリスマスは家族と過ごしたという話をよく聞きました。

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写真左から①ヴッパータールのブラームスのコンサート ②12月のハンドクラフトサークル ③クリスマスマーケット

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