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パリ・ディドロ大学(フランス)より 2019年12月

2020年6月4日更新

大学生活について

1学期はあっという間に過ぎて行きました。自分の専攻の学部の授業では、中間・期末テストに加えて発表もあり、常に課題に追われる日々でした。フランスでは、重要事項を暗記するだけでなく、それをもとに自分の考えを論理的にまとめることが求められることが多いように思います。日本と違う授業・テスト形式に慣れるのは大変でしたが、フランス式の考え方を身につける良い機会になっています。また、グループワークも多いです。みんな積極的に発言するので、いつも刺激を受けています。レポート作成・発表もグループで行うものでした。かなりの分量を書かなければならず、本当に骨が折れましたが、みんなで協力して書き上げ、発表を終えたときはホッとしました。1学期は少し授業を詰め過ぎたように思うので、2学期はバランスを考えて履修しようと思います。

生活面について

 大学の寮に住んでおり、今のところ大きな問題なく過ごせています。すぐ近くにはスーパーもあり、バスに乗れば中華街にも行けるので、日本の食品も手に入りやすく重宝しています。せっかくパリに滞在しているので、時間のあるときには美術館などにも足を運んだり、散歩をしたりして、気分転換をしています。歩いているうちに偶然素敵な場所やお店にたどりつくことがあり、お気に入りの場所が増えていくのが楽しみになっています。
11月には雪が降りとても寒かったので、これからどれだけ寒くなるのだろうと心配していたのですが、むしろ12月は少し暖かくなったように感じます。ただ、日が昇るのが遅いので、朝起きても夜のように暗く、スッキリ起きれないのが悩みです。

滞在国のプチ情報

 12月5日から年金改革に反対する大規模なストライキが始まり、1月になった今も続いています。幸い私は通学にそれほど支障はありませんでしたが、多くの学生が大学に来れないため、授業が休講になったり、試験が延期になったりしました。バスは本数を減らして運行しているものの、場所によっては大混雑です。クリスマス前に旅行を計画していたのですが、TGVもギリギリまで運行するかわからないという状況でした。なかなか連絡が来ないので直接駅に行ってみると、大勢の人が電車のチケット交換などで列を作っていました。最終的にはなんとか旅行に行けて良かったです。フランスではストやデモは日常茶飯事ですが、今回のストはここ30年で最長だということです。

クリスマス・お正月の過ごし方

 11月から、街はクリスマスムード一色となり、あちこちで素敵なイルミネーションやクリスマスツリーを見ることができるます。私は友人の家でクリスマスを過ごし、みんなで伝統的なフランスのクリスマスの料理を食べました。クリスマスにはお店が早く閉まり、街中にはあまり人気がなく、やはり家で家族と一緒にゆっくり過ごすのが一般的なのだと思います。大晦日には凱旋門でプロジェクションマッピングを使ったカウントダウンをやっていたようで、現地には行かなかったもののテレビで中継を見ていました。本当に手が込んでいて音楽も映像も素晴らしく、直接見に行けばよかったと後悔しています。年が開けると、1月2日からはいつも通りといった感じでお店も普通に営業していて、近くの図書館で勉強する学生も見かけたほどです。日本人としてはもっと正月は休みたいなという気持ちになりました。

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