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ヴァッサー大学(アメリカ)より 2022年1月

2022年1月27日更新

大学生活について

私は、秋学期に4つの授業を履修しました。中でも、特に興味深かった授業がAstronomy(天文学)と、Laten American Studies(ラテンアメリカ学)です。Vassar大学の授業は、比較的少人数のクラスが多いですが、天文学の授業は人気なので、30人ほどのクラス規模でした。天文学を履修した理由は、以前より抱いていた宇宙への興味を単なる趣味としてではなく学問として学んでみたいと思ったからです。さらに、Vassar大学には天文学分野において有名な教授がおり、高度な研究設備を保有していることも大きな理由でした。授業はディスカッションベースではなく講義ベースであるにも関わらず、周りの学生が授業中にとても積極的に質問や意見をする姿に驚きました。授業は1回75分が週に2回でしたが、毎回の授業の3割程は学生が発言している時間だったと思います。天文学の授業の課題は、毎週エッセイ1本と、毎回の授業前のリーディング課題が1,2本でした。
ラテンアメリカ学ではカリブ海に浮かぶ島国の、ドミニカ共和国とハイチの移民問題について学びました。この授業は、履修学生が12人と小規模で、天文学の授業スタイルとは異なるディスカッションベースの授業でした。授業は、週に一回3時間弱の長さで行われ、授業の前半に移民問題に関するドキュメンタリーを見た後、後半はそれに関するディスカッションをクラス全体で行う形式でした。この授業でも、最初は周りの学生のディスカッション力に圧倒されていました。ディスカッションの時間になった途端、次々と挙がる手に最初は戸惑いを感じましたが、学期の後半には自分もクラスで意見をすることができました。たとえ、英語がネイティブスピーカーより拙かったとしても、発言している人の話を真剣に聞き、どんな意見も尊重するクラスの雰囲気がVassarにはあります。
春学期は、教育学と美術史の授業を履修しようと考えています。Vassar大学は、リベラルアーツ大学なので、専攻に関係なく自分の興味に合わせて様々な授業が履修できることが良い点です。

生活面について

Vassar大学にはDeeceと呼ばれるとても大きな食堂があります。料理のスタイルに分かれた様々なコーナーを集めたビュッフェスタイルの食堂ですが、そのコーナー数は約10種類に及びます。ヴィーガン料理のコーナー、ハラルフードのコーナー、サラダバー、揚げ物コーナー、スープコーナー、世界の郷土料理コーナー、デザートコーナーなど、本当にたくさんの種類の料理が毎日提供されています。そして、ミールプランに加入していれば、毎日早朝から夜12時まで利用し放題です!(留学生はミールプラン絶対加入)そのため、Vassarの学生は、Deeceを、食事をするためのみではなく、様々な目的で利用しています。私は、よく授業の合間にDeeceへ行っておやつや軽食を食べながら授業の予習や復習をしたり、友達と会って話したい時に利用します。私のVassar生活は、Deeceを中心に回っていると言っても過言ではありません。

滞在国のプチ情報

飛行機に関して、アメリカの国内便は、日本の国内便に比べて安いと思います。時期にもよりますが、October Breakという、10月にある2週間の休暇を利用して私が友達とアメリカ南部へ旅行した時は、ニューヨークから飛行機で3時間以上離れた南部の都市へのフライトが5000円程でした。Vassarには10月と3月に2週間の短期休暇、12月から1月にかけて1か月のクリスマス休暇があります。その間、アメリカに家族がいる学生は帰省をしますが、そうでない学生にとってアメリカ国内旅行は想像以上にお手軽で人気です!ただし、アメリカはどこへいっても観光地である限り物価がとても高いです。ランチで1500円は下りません。その分、量も多いですが(アメリカの1人前が日本の2人前くらい)、食べきれない場合はどこのレストランでも必ず持ち帰り用のパックが貰えるので、お会計の前に店員さんにパックをもらって自分で詰めると、食べ残った分は持ち帰ることができます。私はよくレストランで残ったごはんをパックに入れて持ち帰ってその日の夜ごはんや次の日の昼ごはんにしています。

クリスマス・年末年始の過ごし方

クリスマス当日や年末年始は、お茶の水女子大学から同時期にVassarに留学に来ている友達と、日本語のランゲージフェロー(TAのような人)と日本人3人で過ごしました。というのも、ヨーロッパの友達やアメリカ人の友達は12月18日の冬休みが始まってすぐ帰省してしまったからです。冬休み中は、先ほど紹介した私のお気に入りのDeeceも閉まってしまうため、自炊をしなければいけませんでした。Vassaから一番近い大きなスーパーは歩いて20分ほどの場所にありますが、ほぼ毎日、みんなで散歩を兼ねてスーパーに買い物に行き、日本食を作って楽しんでいました。その他に、Vassar周辺でできるアクティビティがないからです(笑)(逆に言えば、学期中は本当に勉強に集中できる良い環境です)
ただし、全くクリスマスを祝わなかった訳ではなく、ヨーロッパやアメリカの友達が帰省する前には、みんなでクリスマスパーティーをしました。クリスマスディナーを用意し、プレゼント交換を行い、ダンスや会話を楽しみました。アメリカのクリスマスは、ハロウィンが終わった瞬間から巨大なクリスマスツリーとイルミネーションで街中が彩られ、とても綺麗です。

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