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ノルウェー科学技術大学(ノルウェー)より 2020年2月

2020年6月8日更新

大学生活について

ノルウェーでは高等教育が無償化されているため、世界中から留学生が集まっています。今学期は日本人が恐らく私1人だけ(?)というくらい多様性に溢れており、素敵な仲間たちと同じ教室で勉強することができるこの環境はとても恵まれていると日々実感しています。特に授業内のディスカッションでは多様なバックグラウンドに基づく意見が飛び交い、今まで気づかなかった視点を得られています。NTNU(ノルウェー科学技術大学)は街の至るところにキャンパスを持つかなりの大規模校であり、名前の通り多くの学生(留学生)は理工系分野を専攻しています。私が履修しているエネルギー政策に関する授業でも政治学専攻の学生だけでなくエネルギー工学専攻の学生も参加しているため、1つの問題を文理融合・多角的に捉えることの面白さを学んでいます。

生活面について

NTNUがある街、トロンハイムは「ノルウェー第3の都市 」でありながらとても小規模です。なんと街の人口の5分の1がNTNU関係者で占められているそうで、学生にとってとても住みやすい環境であると言えます。多くの留学生が暮らす寮、Moholt studentbyにはアジア系食品店もあるため日本食が恋しくなっても安心です。ただ、想定していたとはいえノルウェーの物価はかなり高く、留学開始直後は毎日が驚きの連続でした。特に外食は高く、「ノルウェー人は年に10回しか外食しない」と言われているのが頷けます。また、冬の日照時間が短いことも徐々に耐性できるまでは悩みの種でした。さらに、生粋の関東っ子である私にとってノルウェーの厳しい冬の気候は未だかつて経験したことのないものであり、当初は雪道を歩くことですら一苦労でした(2回ほど派手に転倒しました)。SIT(寮を運営している団体)が主催する「ノルウェーの冬に慣れよう!セミナー」など様々なサポート制度を積極的に活用し、生命力を高めるべく日々奮闘しています。

滞在国のプチ情報

公用語はノルウェー語ですが、ほとんどの人が流暢に英語を話すため日常生活で困ることはあまりありません。ホームページや公共交通機関の案内などもほとんどが二言語表記されています。また、ノルウェーは大ヒットしたディズニー映画「アナと雪の女王」の舞台となった国であり、まるで作品世界にいるかのような街並みや豊かな自然を楽しむことができます。特にトロンハイム は程よく都会と田舎が混ざっており、市街地にいながらして壮大な自然に触れることができます。青く澄んだフィヨルドや深く雪に覆われた山々は息をのむほど美しく、こんな絶景を毎日眺めるチャンスが得られるのはノルウェー留学者の特権だと思います。少し足を延ばせば世界遺産にも登録されているロロスやオーロラで有名なトロムソなどを訪れることができます。
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