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国立政治大学(台湾)より 2024年1月

2024年1月31日更新

1. 大学生活について

基本的に英語の授業を履修している。政治大学には、近隣の東アジア、東南アジア諸国からだけでなく、フランス、ドイツ、アメリカ、トルコ、ブラジルなど世界中から留学生が集まっており、また政治大学の学生も全体的に英語が堪能なため、求められる英語力は高いと感じた。授業の課題はそこまで多くは無いが、プレゼンテーションやディスカッション、グループワークといった活動が多く、授業に積極的に参加することが求められる。基本的に一コマ3時間とお茶大の授業よりも長いが、50分ごとに10分間の休憩が入るため、最後まで集中して授業を聞くことができる。政治大学では留学生向けに中国語の授業を提供しており、台湾にいながら英語と中国語を同時に学習できるのが魅力的である。週に1回3時間の授業(パートタイム)もしくは週に4回3時間(インテンシブ)の授業のどちらかを選択することができ、私はパートタイムを履修していた。フィールドワークで台湾の観光地(淡水、台北市立美術館)を巡る機会もあり、楽しかった。政治大学の図書館には席を予約して利用する自習室があり、空席をネットから確認できるので、図書館に行ったが席がないといった状況を回避でき、個人的にとても気に入っている。授業以外に関して、台湾人の学生と接する機会が少ないため、政治大学のジャズサークルに入り、週に一回ギターとボーカルのクラスを受けている。クラス自体は5,6人ほどと少人数で、また定期的にバンドを組んで発表する機会がある。台湾人の友人ができるだけでなく、中国語の勉強にもなり、かつ好きな音楽も楽しめ、とても楽しい。

2. 生活面について

政治大学にはバディー制度があり、政治大学の学生を1人紹介してもらえる。学校生活や生活で困ったことがあればバディーに気軽に相談でき、心強い。留学当初は中国語が全く分からず、レストランに入ってもメニューが読めず非常に苦労したが、注文方法や聞かれることは大体どこでも同じなので、自然と慣れていった。お店の人も親切で、中国語が話せない私にも根気強く説明してくれるので、とてもありがたかった。寮生活に関して、現在キャンパス内の寮の4人部屋に日本人、フランス人、韓国人と一緒に住んでいる。部屋のルールについて特に話し合ったことは無いが、気になることがあれば適宜共有するといった感じで問題なく過ごせている。寮にはキッチンが無いため、食事は基本的に外食になる。寮の食堂か大学近くの通りのレストランを利用している。

3. 滞在国のプチ情報

気候に関して、台湾は12月でも気温が20度前後と日本よりもかなり温暖な気候だが、日ごと、時間帯ごとの気温差が非常に大きく、冬はダウンコートが必須。11月ごろから徐々に寒くなり、長袖を着る人が増え始めるが、突然真夏日に戻ったり、かと思えば冷えこんだりと、気温が大きく変化するため、体調を崩しやすい。食事に関して、台湾の人は頻繁に外食を利用する。価格は一般的な台湾料理屋であれば一食60~100元(約300~500円)ほど。台湾料理は肉と主食(米、麺)のシンプルな組み合わせが多く、野菜(特に生野菜)を食べる機会がなかなか無い。しかし、台湾にはベジタリアンのお店も多く、とても美味しいため、おすすめしたい。交通に関して、台北の中心地にはMRTが通っているが、それ以外の場所は基本的にバス移動のため、バスの本数が日本と比べて非常に多い。バスの運転は少し荒く、乗車した瞬間に突然発進することもよくあるため、バスを利用する際は気を付けて。

4. クリスマス・年末年始の過ごし方

クリスマスは大学の期末期間と被っていたが、教授がアメリカ出身で留学生の多かった授業では、教授の提案でクリスマス当日にクリスマスパーティーが開かれ、食べ物を持ち寄ったり、プレゼント交換をしたりして過ごした。また、時期を少しずらして、同じ寮のメンバーとも集まり、一緒にクリスマスを祝った。台湾の新年というと旧正月を指すため、日本とは異なり、年末年始でも多くのお店が通常通り営業していた。大学も期末期間中で、1/1だけが休みだった。大晦日は日本人の友人と國父記念館で台北101の花火を見た後、行天宮へ初詣に行き、元日は、台湾人の友人と一緒に過ごした。また、私の所属するジャズクラブのライブが1/4にあったため、バンドで集まってライブに向けて練習をした。

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写真左から①授業内のクリスマスパーティー ②台北101 ③政治大学の新しい図書館 ④キャンパス内のモール。定期的に行われる。

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