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2022年1月19日更新
私は週9コマ・計14単位分の授業を取っていました。学部の留学生は片手で数える程しかいない上に、日本人は私だけだったので、正規の学生と同じ授業を受けるのは辛かったです。特に、英語がなかなかついていけず、大変な思いをしました。Millsの授業は、ほとんどが教授が一方的に講義をするのではなく、少人数のディスカッション形式だったのですが、私はディスカッションで発言できるほどの英語力が無く、黙って聞いているだけのことが多かったです。一方、アメリカの学生は皆積極的に発言するので、「自分だけ授業に貢献できていない」という情けなさや悔しさが常にあり、非常に落ち込みました。しかし、先生も学生も優しい人が多く、「分からないことがあったら言ってね」と言ってくださったりして、サポートしてくださいました。さらに、大学にはWriting & tutorials centerといって、大学院生がライティングやテスト対策のサポートをしてくれるシステムもあったので、こちらも利用しました。なんだかんだで全ての授業で単位を取ることができ、成績も思っていたよりは良かったので安心しました。特に嬉しかったのが、エッセー課題で留学生ならではの視点を持ち出して書いたところ、最高評価のAを貰えたことです。辛いこともありましたが、それ以上に嬉しかったことや学んだことがたくさんあったので良かったです。
交換留学生は全員強制的に寮に入らされ、週15食の食事プランに加入させられるので生活はとても便利です。寮はキャンパス内なので通学時間ほぼ0分ですし、ご飯は少しジャンキーですが美味しいですし、正直東京で一人暮らししていた時よりもQOLが高かったです(笑)。大学の施設も大変充実していて、プールやフィットネスセンター、テレビ付きのラウンジ等があるので、よく友達と行っていました。特に、プールにはジャクジー付きのホットタブがあるので、湯船が恋しくなった時にもってこいでした。さらに、大学では、ちょっとしたパーティーやムービーナイト等の無料のレクリエーションイベントや、カヤック等のアクティビティもあったので積極的に参加するようにしていました。週末には、サンフランシスコやバークレーにお出掛けしたり(バスと電車で1時間程度です)、友達とロサンゼルスやシアトルに旅行したりもして、いい勉強の息抜きになりました。このように、生活面もとても充実していて、今のところホームシックにもなっていません。
アメリカに来て驚いたことの一つが、日本とのコロナに対する考え方の違いです。Millsでは、ごく一部を除き、ほとんどが対面授業です。1度、私と同じ授業を受けている人が陽性になったことがあったのですが、その時もその週だけオンラインになり、翌週からは普通に対面授業を再開していました。大学内で無料でPCR検査を受けることができるのですが、それも任意で強制ではありませんでした。人が密集するようなイベントも通常通り行われています。ただ、キャンパス内でも外でも、屋内の施設ではマスクの着用は必須ですし、鼻を出しているだけで注意されます。また、レストラン等の屋内の施設では、ワクチンの摂取証明書を見せるように求められます。私は日本の海外渡航用の摂取証明書をPDF化してスマホに保存し、いつでも見せられるようにしていました。