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コペンハーゲン大学(デンマーク)より 2024年1月

2024年1月22日更新

  1. 大学生活について

週2回の福祉に関する授業を1つ、週1回の文化人類学の授業を1つ取っています。週2回ある福祉の授業は途中に15分休憩をはさむ合計90分の授業で、週1回の文化人類学の授業は途中に2回の15分休憩をはさむ、合計135分の授業です。福祉に関する授業では、社会学の理論とデンマークの福祉について、教育、ジェンダー、労働、社会階層に関する問題とともに学んでいます。また、もう1つの文化人類学の授業では、ジェンダーやセクシュアリティに関する問題(女性らしさ/男らしさ、ルッキズム、トランスジェンダリズムなど)について学んでいます。授業の形態については、どちらの授業も講義が基本にはなるものの、毎回ディスカッションの時間があったり、授業中に学生側が挙手して質問することが多かったり、学生のプレゼンテーションの時間があったりと、学生の積極的な参加が求められているように感じます。また、授業の先生方には、質問に丁寧に答えてくださったり、英語力に不安を感じる私を気にかけてくださったりと、とても助けてもらっています。

2. 生活面について

私は、4人でキッチンとバスルーム2つを共有する寮に住んでいます。個別の寝室はあるものの、共同生活をすることに最初は不安を感じていましたが、今では体調の悪いときなどに頼れるルームメイトがいて良かったと感じています。寮の近くに大きなショッピングモールがあって便利なこともあり、この寮に住んでいる留学生は多いように感じます。また、デンマークの物価はとても高いです。果物や食パンの価格は東京とあまり変わりませんが、その他のものは大抵高く、近くのスーパーのチラシをアプリでチェックしながら買い物しています。他のヨーロッパの国から来た留学生たちも物価が高いと感じるようで、外食をするよりも、誰かの家に集まって一緒にご飯を作って食べることが多いです。交通については、運賃が安くないので自転車を使うのが最もお得だと思います。冬の寒い時期にも、コペンハーゲンには自転車を使っている人がたくさんいます。ただ、デンマークの人の身長が高いこともあり、身長が150センチメートル台前半の私には合う自転車が見つからなかったため、私は24時間運行のメトロを使うことが多いです。

3. 滞在国のプチ情報

夏に気温が東京ほど高くなることはありませんが、私がデンマークに到着した8月下旬ごろは、半袖で過ごせる程度の暑さでした。また、冬のデンマークの気温はそこまで低くありません。しかし風が強く吹くことが多く、体感温度はかなり低いと思っています。また、夏は太陽が沈む時間が遅く、自分の想定している時間よりも実際の時間が遅いことに驚くことが何度もありました。一方で、冬は日の出の時間が遅くなり、日没の時間が早くなります。まだ日が出ていない暗い時間に起きることはかなり難しく、太陽のありがたみを感じました。日照時間が短いために鬱々とした気持ちになる人も多く、ビタミンDを飲む人がデンマークでは多いそうです。私も最近ビタミンDを飲み始めました。

4. クリスマス・年末年始の過ごし方

冬の日照時間が短いコペンハーゲンですが、クリスマスの時期には街全体がキラキラと飾られて明るい雰囲気に包まれるので、街を歩くのがさらに楽しくなります。クリスマスマーケットもいくつかあり、そこを見てまわるのも楽しいです。また、私は冬休みに、ヨーロッパに留学しているお茶大生と一緒に、飛行機や電車を使って、ドイツ、フランス、オーストリア、イギリスをまわる旅行を計画しています。ヨーロッパからきている留学生たちはクリスマス期間に実家に帰る人が多いようですが、年末年始にはコペンハーゲンに帰って年を越すという留学生もかなりいるように感じます。

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