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ブカレスト大(ルーマニア)より 2017年12月

2017年12月11日更新

1.大学生活について

マスターコースの授業が始まり1年生・2年生の授業を両方受講しました。私の所属学科UNESCO Chairはブカレスト大学でも特殊な学科なようで、生徒の年齢には幅があり、毎週決まった曜日に開講される授業はありません。不定期集中型で、授業日程は前半・後半の2回(3+3=計6日間)に分かれて開講されています。
講師はヨーロッパ各国から出張でルーマニアに来ているのですが、まだルーマニア人以外の教授に会っていません。
毎年各コースへの入学定員が10名程度のため、学生同士の距離感が近いです。
1年生は新年度を迎えたばかりのため、ルーマニア人同士の間でもまだコミュニケーションが十分ではありませんが、2年生は一つのコミュニティを形成していて温かく迎え入れてくれました。留学生だからといって騒ぎ立てることもなく、一人の学生として接してくれるので居心地が良いです。
11月9-11日Cultural Diplomacy(1年生対象)、11月16-18日Ethical Aspects of Intercultural Communication(2年生対象)
1年生向けの授業は講義が中心でグループワークが後半にありました。
2年生向けの授業は毎回講義と討論が行われます。私は今回2年生向けの授業の後半日程しか出席できなかったのですが、レポートを書くことになりました。
テーマは「Ethics of interreligious relations between Shinto and Buddhism in the contemporary Japanese society」です。文字サイズ12pointで10枚以上を要求されています。私以外は全員ルーマニア人で生まれ育った文化背景がまったく違うため、彼らがごく自然に理解することができる宗教観や社会構造の仕組みを理解することに苦労しています。そのことを率直に言うと、彼らにとってはそれが新たな気づきとなり授業内での討論につながることもあるので、が所属コースの名前の通り授業内外でIntercultural Communicationができているのではないかと感じています。
今回のレポートが日本についての知識を増やすことや日本文化への理解につながることを願って一生懸命取り組みたいと思っています。

2.日常生活について

11月末に誕生日を迎えました。当日の授業が教授の体調不良で急遽休校になってしまったのですが、クラスメイトがサプライズで誕生日ケーキで祝ってくれました。本当にビックリして涙が出ました。
国際教育センターのサポートもあり寮の部屋替えが実現して韓国人と同室になりました。先週韓国からの荷物を受け取ったようで、毎日のように韓国製品を食べて幸せそうにしています。とても微笑ましいです。
先日シナイアという都市に行き、雪景色を眺めました。街の景色はブカレストとは違いリゾート都市、という印象で小高い丘に囲まれた静かな場所でした。
道中村の中を通ったのですが、未だに馬車を交通手段としており野犬も多く目にしました。家の前で大きな豚をバーナーで炙って丸焼きにしている光景も目にしました。家も一つ一つが小さく、家畜用の小屋が敷地内にありました。
ルーマニアはクリスマスムードが漂い始め、スーパーでは鯉を始めとして魚の品揃えが多くなって来ました。友人によると、クリスマス前約1ヶ月は肉の断食期間(まったく食べないわけではないらしい)に突入するそうです。これは宗教上の慣習だそうでクリスマスに大量の肉を食べる準備だ、とも言っていました。私は勇気がなく鯉はまだ食べれていません。

3.健康状態について

乾燥対策に苦労はしていますが、健康に過ごしています。
新鮮な野菜や果物を近くの大型スーパーで購入できるため日々の食生活には困っていません。日本食が恋しいとは感じていないですが、豚肉の薄切りが売っていないことは残念に思います。

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